学ぶは一生

人生いつまでも勉強になることだらけだ。先日、ジムでヘルニアの人に筋トレとストレッチをしっかりやってるのに痛みが取れないという相談を受けた。説明もしたんだけど、一番手っ取り早い方法と思い、自力整体のカラテを勧めたんだけどね。ストレッチだけではちょっと無理があると言えば、「ストレッチと風呂に入って温めるのでは?」ととにかく自力整体をやらない方法で行こうとする。自分の殻を破れないんだね。こういう人は多い。自分のやってることにこだわりがあるならわかるけど、それなら聞く必要もないんだよな。昔、空手の組手が強かったことにこだわり、その動画を見てもらおうとする人もフェイスブックなどで観てきている。技なんか極地なしだよ。これでいいっていうことはあり得ない。現在の自分の組手の姿を逆に出せないでいるのはおかしいんじゃないのか。できなくなってるなら今やってることを堂々と出せればいいんだけどね。こういう人も学ぶ姿勢が足りないのかもしれない。俺も今空手を教えているけど、更に良い方法を探すようにしているよ。教え方だけじゃなくて、技術的なことも礼の仕方一つとっても開拓の余地はある。技なんか所詮は人間の作りだしたものだからさ。いつかは破られるんだよ。その技を使わずに何とかしようとするのが上達だからさ。そして新しい技が生まれる。技は業と書く。クセだ。癖を治す努力をしなきゃ偏るよ。前向きな人間は自分の知らないことにどんどん挑戦する。さっき書いたヘルニアの人だって自分の殻を破れるなら必ずしも自力整体のカラテなんかいらないかもしれないよ。案外気持ち的なものからくるなんていうケースはよく見てきた。腕のいい治療も効かないんだけど仕事を変えたら治ったケースもある。