自分との闘い

少年部に一家族だけ自分に負けている子供がいる。兄弟で空手をやっているが、稽古したくない時は熱あるフリして出ない。実際公民館で体温測ると平熱だったことが多かったんだ。騙される母親も悪いね。ていうか子供のウソも見極め出来ない親では母親としてどうかと思うね。育てようと思うなら母親も覚悟決めてかからないとさ。現実逃避だなぁ。俺から言わせると正直迷惑なんだよ。真面目に頑張っている子供の邪魔になるんだからさ。初心者向けクラスを設けてもそっちには行かないと思うよ。それでは伸びないのも理解出来てるはずだから。この母親、入門した当時は週一だけしか稽古に参加させなかったんだよ。みんなを見て、みんな毎回稽古してるんですか?なんて言う。週一回で伸びるわけないんだ。モチベーションが維持出来ないもん。それを話してやっと週三回出るようにはなった。けどすぐ休みが相次いでな。何も分かってないんだなぁ。常識も分からなそうだなぁ、この母親。稽古行きたくないなんて言う時期は誰にでもあるよ。今の俺だって億劫なことはあるよ。ウチの娘だってあったよ。下の娘なんか裕子に何度も引っ叩かれてな。ウチの子じゃない!とか覚悟決めなさい!なんて言ってな。今は稽古行きたがるよ。上の娘は稽古行きたくないと思う時に頑張って稽古すると強くなるんだと言ったらあっさりと覚悟決めちゃったね。誰しも怠けたい気持ちはある。俺は自分でそう感じたら即身体を動かすようにしている。