分かればラク

空手もなんだかんだで35年になる。昔はとにかく厳しい道だとかいって果てなき道をただただもがいていたよ。今ではそんな厳しい稽古についていける人なんていないけど、果たしてそんなに厳しい鍛錬する事でそんなに強くなるのか。今俺は日本空手道純和会の技術をまとめに入ってるけど、昔課せられた稽古にはとにかく無駄が多いよ。基本突きを千本だとか、何故やらないのか今道場生に聞かれるんだ。必要あるなら課すよ。俺は指導する時は理から入るんだよ。そうすればさほど厳しい稽古なんて必要なくなるんだ。少年部も同じだよ。ただ子供ははっきり言ってちんぷんかんぷんだから、多少は稽古方法は工夫が要るけどな。長女の純帆には以前言ったことがある。空手は分かればはるかにラクだとね。娘はその意味が分かってきたようだ。ただし、素人考えで分かったような気でいるととんでもないケガをする事に繋がるけどな。俺の周りにはそんなおバカさんが結構いたんだよ。俺は関わりたくないけどな。よく誰でも出来るという言葉を聞くけど、確かに空手は全くもってその言葉に当てはまるよ。誰でも出来るというのを誰でも簡単に出来るとかん違いされては困るがな。

今日ウチは裕子も娘もいない。俺一人だ。姪の結婚式に呼ばれて行ったんだよ。俺は一人で三春の方にエビとか小魚を獲って来て楽しんでいる。うるせえのがいないっていいなぁ。