前向きに

前向きに進んでいても必ず壁にぶち当たる。誘惑ってやつだな。神さまに試されてるのかもしれない。そんな大げさじゃないかもしれないけど、前向きに進んでる人は誘惑に一時惑わされるような事があっても、その誘惑を跳ね除けることになる。もう俺は揺らぐことはないと思っていてもあらゆる方向から来るもんだ。空手の極意を知る道も分かれば簡単だと思っていたが、案外そんな道も分からない人には絶対知り得ない事なんだよなぁ。空手をやる事で暴力的にならないかなんて、俺からすればバカげた質問も、実際バカげた事じゃないのかもしれないね。尤も自分の想像していたものと違うからといって跳ね除けるような人もいるし、自分の小さな尺度でしか見れない人も多い。そう考えていったら極意にたどり着く人間もわずかなのかもしれない。空手。組手にしても、ただ入って打つ!技なんか関係ない。単純だけど理解されるって難しいもんだ。尤も空手は結局自分との闘いだから、それを理解できる人なら、空手をやっていなくても分かるものだけどさ。やっている者は難しく考えているフシもあるかもしれないね。側から見れば単純なことも単純に見えない。そんなものは沢山ある。男女間のトラブルも、空手も、仕事もそうだろうな。蓋を開けて見ればただのものだ。理解されない辛さは常に持っているよ、俺は。最近も壁にぶち当たって乗り越えた。そんな時考えさせられるね。