少年部の黄色帯に体当たり指導

分からないことがあったら聞きなさいとは前々から言っていたことだった。一人があやふやなままにしていたからそれも踏まえて黄色帯の生徒全員に再確認の意味で指導した。そうしたら3人ともあやふやでね。これは叱ったよ。みんながほかの練習している間もまだ形の練習をさせた。体当たり指導が終わって、「今回はきついこと言っちゃったから堪えたろうけど悪く思うなよ。俺を恨むのは勝手だけど、それでは解決にはならないからな。分からないのを分かるふりをしていたからこうなったんだからさ。分からないのを聞くのは恥ずかしくないけど、そのままにしたからほら、恥かいたろ?」と説明。普段涙なんか見せない子も涙目になってたな。入門したころはとても空気を読める子ではなかった。それが涙を流すなら、男として成長していたんだなぁ。怪我はないにせよ組手は痛いから、嫌でも人の痛みは分かってくるよ。久しぶりに叱ったよ。無門会は誰も教えないぞ。教えてくれと言えば怒られちゃうんだ。叱る行為はあまりやりたいとは思わないけど、今回ばかりはしょうがない。今、学校ではこんな教育できる先生は少なくなったろうなぁ。一昔前だったらこういう指導は当たり前だったけど、今は熱心な指導はできない環境だから。だから叱られるとあっと言う間に去っていく子は多くなった。叱られなくてもいつかは叱られるなんて去って行っちゃうんだもん。叱られるくらいでいいはずだよ。人間なんだからさ。それを理解できる父兄も少なくなったことも意味している。道場はまだ学校では味わうことが出来ない教育が可能だ。今の学校は勉学さえ指導すればいい形だ。そんなことより人として大切なことを学べない教育なんて学校自体楽しくないよなぁ。