会社と労働

今はどこの企業も怪しいのが多いよね。ブラック企業とまではいかなくてもグレーなのは俺もいっぱい見てきたよ。今更白か黒かなんて言っても無駄なんだろうけど、そのグレーなところを労働者のせいにはしないでほしいね。あくまでこういうのは経営者の資質なんだからさ。他の企業をタッグを組んで初めて仕事が成り立つ場合が多いからね。だから完全に白だ黒だと言っていられないのが現状だからね。プロレスはグレーゾーンができて初めてそれで食っていけるものになったんだからな。グレーじゃなくなれば食っていくのは大変なのがどこの業界も同じなのかもしれない。でも仕事をさせられる人間にはそうはいかないんだからさ。経営者が責任逃れしていたらいつかその会社はまず労働者の失望を買うよ。労働者に信用されなかったら社長は信用をもう一度得るようにするのはそれこそ至難の業だ。それこそ一からやり直すくらいの覚悟は必要だよな。なら労働者に余計な手間暇をかけるような責任逃れはやめないと。最近の企業の仕事のだらしなさは労働者の不満からきている可能性もある。俺は雇っている人間はいないけど、道場生は家族だと思って信用を失わないようにしなければならないのは必然だからな。道場生はお客さんだとは思ってないよ。それは媚び過ぎってもんだ。だからといってただ空手を教えてさえいればいいもんでもない。時には親父の如く、時には生徒の話をたてることも必要だ。これは会社も同じだと思うね。だから俺は生徒の母親に説教したこともあるよ。って俺も歳だなぁ。どういう形でも本人にプラスに働かなければいけないからな。