先日の大会で思った事

やっぱりコツコツやっていくに限る。団体が小さいからとコンプレックスを持つのは俺もないわけじゃない。けど他の小さい団体たちと組んで、大きく見せようとかは思わない。そういう団体を観てるとコンプレックスを跳ね返そうと努力しないからね。生徒の技術レベルもだけど、先生たちも伸びがない。むしろ小さくまとまっちゃおうとする。俺と以前付き合いがあった先生で小さい団体だとバカにしていた人も今では元気がない。コツコツやることが分からないんだもんしょうがないけどさ。そういう先生の道場生も点数稼いで後は時間を稼いで逃げ回ったりせこい真似をしていたからさ。うちはなかなか勝てなくてもコツコツ練習させてるよ。そうしたら負けなくなった生徒もいっぱいいる。ウサギとカメの闘いじゃないけど、焦らず努力したカメが勝ったじゃないか。ウサギがカメに負けるわけないじゃないっすかとバカにしたうちの生徒もいたなぁ。下に見ていた他の生徒に負けていつの間にか来なくなったけどな。この生徒は実は仕事は職人なんだよ。職人がコツコツやらずに何をやるんだ?話はずれるけどカメってノロくはねぇンだよな、決してさ。ちょっと外に出して水槽を洗おうなんて思ってるとすごい勢いで逃げていくからな(笑)。うちの先日初優勝したみりちゃんは基本的なことを嫌がってたけど、そこは俺も叱ったんだよ。悔し涙も何回も流してな。先日の大会では嬉し涙だったぞ。最近は親ですら子供にそういう努力を教えない人間が出てるからなぁ。結果ばかりを追いかけちゃってね。だからそういう道場が出てくるのか?コツコツやっていくことを教えるための道場じゃねぇのかなぁ。先生たちも技術を追い求める姿勢は今一つ感じないもんよ。生徒に「ああ来たらこうする」とか「こうきたらああやれ」と教える人がいたけど、人間なんてそんなに器用じゃねぇよ。技を頭で覚えさせてどうするよ。ああ来たらっていうけど、来た時点で手遅れだって教えるよ、俺は。まぁ、今回の大会は初心者のための大会だから当たり前だけど、りお君の動きは他の子とは一味違った。初心を忘れぬことだ。