須賀川ジョイフィット指導

参加人数は相変わらず少ないんだけどね。でも自力整体のカラテで効果を得た人が間違いなく増えてきている。以前練習していた人が肩こりが良くなって、さらに股関節が柔らかくなってきたことを実感した人がいた。骨盤腰椎周りを調整した後に4つのストレッチを行う。これを順序良くやってると腰の痛みが取れるだけじゃなく、股関節がただストレッチをやるよりはるかに早く柔らかくなってくるんだよ。俺はこのやり方を発見してすぐ実行してね。開脚してのストレッチは胸や腹がペタッとつくくらいにはなっていた。でもこれを続けているとまた更に柔らかくなってきている実感がある。膝の痛みがあった人は今、ジムで走ってるよ。ここのジムの会員さんはただ体操をするだけでなく形も真剣にこなす。無心になりやすいからだと思う。最近は受け方の練習をした後、相対稽古、二人組になって簡単な約束組手もやっている。ただし、相手と接触して怪我をすることを恐れ、お互い離れた間合いで行うようにしている。これがまたうけるんだよ。須賀川での指導を俺は週3回指導しているが、結構体力を使うのかな。終わった後はだるくなる。身体を芯まで動かしてるからな。体力を使い果たしたというより、練習を芯の芯までやりきった感がある。体力はそんなに使わないからなぁ。むしろジムで汗を流してる人たちはコンバットとかボディアタックとかほかにいろいろこなすから、会員さんの方が体力は使ってると思うけどな。写真は以前のものだから今ではもう少し柔らかくなっていると思うけどね。でもやるとこれだけ効果が出ると分かって頂けると思うので載せてみるよ。

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うちの患者さん

ヨガをやってて、姿勢を気をつけなきゃいけないという事で、年がら年中気をつけなきゃと思ったらしい。そこで仕事中も人と話をするときも背中をピンと張ってね。そうしたら腰が痛くなってきちゃったらしい。24時間体制で姿勢を気を付ける行為が逆に歪みを進めちゃうんだよ。素人さんだと?と思うかもしれないが、言ってしまえば北朝鮮の兵隊さんと同じだ。歪みというのは拘束された状態、固まった状態だからさ。普段から姿勢を気を付けるんじゃなくて、動くことで歪みを取る習慣をつけた方が気持ち的にも楽だ。普段から意識しなくていいし、普段はダラダラしていてもいい。やるときやればいい。動けばいいというけど、骨格自体が動かなきゃいけないから専門家の指導は必要になってくるけどね。自力整体法の宣伝になっちゃうな。頑張るのはすごくいいんだけどねぇ。間違えるととんでもないことになっちゃうもんなんだよ。俺は空手があるから、自力整体法のような空手の基礎の基礎の部分をいちいちやったりはしないけどさ。空手の体を作る練習にもなり、歪みも取れるから空手はやめられない。辞めたら過去に痛めた古傷が起きてしまうからそれこそ年寄り並に動けなくなっちゃうんだよ。何も努力することなしで改善したい?そんな方法あるなら俺が聞きたいよ。一番は専門的な知識を持つのがいいけど、最近は情報が溢れすぎちゃっててとんでもないとんちんかんなことを教えるような人間もいるからね。気を付けなければいけない。

先日の大会で思った事

やっぱりコツコツやっていくに限る。団体が小さいからとコンプレックスを持つのは俺もないわけじゃない。けど他の小さい団体たちと組んで、大きく見せようとかは思わない。そういう団体を観てるとコンプレックスを跳ね返そうと努力しないからね。生徒の技術レベルもだけど、先生たちも伸びがない。むしろ小さくまとまっちゃおうとする。俺と以前付き合いがあった先生で小さい団体だとバカにしていた人も今では元気がない。コツコツやることが分からないんだもんしょうがないけどさ。そういう先生の道場生も点数稼いで後は時間を稼いで逃げ回ったりせこい真似をしていたからさ。うちはなかなか勝てなくてもコツコツ練習させてるよ。そうしたら負けなくなった生徒もいっぱいいる。ウサギとカメの闘いじゃないけど、焦らず努力したカメが勝ったじゃないか。ウサギがカメに負けるわけないじゃないっすかとバカにしたうちの生徒もいたなぁ。下に見ていた他の生徒に負けていつの間にか来なくなったけどな。この生徒は実は仕事は職人なんだよ。職人がコツコツやらずに何をやるんだ?話はずれるけどカメってノロくはねぇンだよな、決してさ。ちょっと外に出して水槽を洗おうなんて思ってるとすごい勢いで逃げていくからな(笑)。うちの先日初優勝したみりちゃんは基本的なことを嫌がってたけど、そこは俺も叱ったんだよ。悔し涙も何回も流してな。先日の大会では嬉し涙だったぞ。最近は親ですら子供にそういう努力を教えない人間が出てるからなぁ。結果ばかりを追いかけちゃってね。だからそういう道場が出てくるのか?コツコツやっていくことを教えるための道場じゃねぇのかなぁ。先生たちも技術を追い求める姿勢は今一つ感じないもんよ。生徒に「ああ来たらこうする」とか「こうきたらああやれ」と教える人がいたけど、人間なんてそんなに器用じゃねぇよ。技を頭で覚えさせてどうするよ。ああ来たらっていうけど、来た時点で手遅れだって教えるよ、俺は。まぁ、今回の大会は初心者のための大会だから当たり前だけど、りお君の動きは他の子とは一味違った。初心を忘れぬことだ。

全日本闘技空手道連盟 型、組手選手権大会

純和会熊田道場からは少年少女が10名参加した。入賞候補のりお君は最近はなかなか勝てずにいた。妹のみりちゃんも3位から上になかなか行けなくてね。この兄妹、今回は二人とも冷静だった。俺のアドバイスをよく聞いて実行していたのが分かる。二人とも危なげない試合で勝ち抜いて優勝した。こうしん君とゆずはちゃんも3位入賞。この二人は俺のアドバイスなんか関係ないもんな。気は強いからそれだけで何とかなってるが、やっぱり技術を基本からちゃんと練習していないから、ここで止まっちゃうのは目に見えている。こうしん君の兄貴のりゅうしん君は優しさが災いしていつも秒殺で負けていたんだけど、今回は絶対1勝することに集中していた。この気持ちの切り替えがうまく行き2回戦まで進出した。この気持ちの切り替えから技術の進歩が始まる。これから期待できる。いつも甘えんぼうでしっかりしてくれないさとし君も今回は気持ちを切り替えたようで粘る試合を展開した。俺の次女、りんも冷静で俺のアドバイスを試合中でも聞きながら実行していた。風邪気味で元気がなかったのも事実だが。さとし君とりんはベストファイト賞を受賞した。優勝したみりちゃんの同級生にうちの道場で練習していた子がいるが、ついていけなかったことを逆恨みしてみりちゃんに「まだあんな空手なんかやってるの?私はあんな暴力は嫌い」と嫌味を言っていじめていたが、今回の事で見返すことが出来るだろう。

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これからどうするか

総合格闘技クラスで練習していた人が先日退会してね。子供さんが生まれて、今はそれどころじゃないわけだからしょうがない。まぁ、それはその人の取り組み次第だから何とも言いようがないが。これで正会員の格闘技の生徒はいなくなってしまった。生徒さんが休んでいる間、俺も武道としての空手に専念しようと思っていたところではあった。後、これから空手がオリンピック種目になるという事で、全日本空手道連盟練武会に加盟も考えたりしたんだよ。だけど話を聞いてみたところ、加盟するには福島県は直接加盟は出来ない。藤田会に所属する形を取らなければいけないらしくてね。あくまで俺の想像だけど「これって結局藤田会の組織つくりに利用されるだけじゃないかなぁ」て思ってね。まぁ、他流派の団体も所属しているみたいではあるけどさ。話を聞くと、「防具空手に尽力さえしてくれれば」と力説するんだよ。加盟すれば尽力するのは当たり前なのにいまさら言う事なの?と逆に怪しいと思ってしまった。だから加盟はしないことにしたよ。それにやっぱり純和会は本格武道としての空手を追求する団体だ。そういう意味では加盟するのは競技としてではない国際統合徒手格闘技連盟だけでいいんじゃないかって思ったんだよ。もちろんこの後総合格闘技をやりたいという人がいればそれも全然入門は断らないよ。全然OKだ。武道を突き詰めれば総合格闘技くらい対応できずしてどうするよ。空手を正しく練習している格闘技の選手はちゃんと活躍してるじゃないか。この考えは変わることはないよ。

経験を活かす

新しいことにチャレンジするときも人生経験は生きる。空手をやってきたことが治療技術を覚えるのに役に立ったが、俺はまさか役に立つなんて思いもしなかったよ。頭で空手を理解したからじゃないんだよ。体で覚えてたから生きたんだけどな。何となく体の構造は理解できてはいたが、この辺は苦労したな。でも、後々カイロプラクティックの考え方が空手の基本に役に立ったよ。空手でもなんでも頭で理解してる人は経験値にはならない。当然経験を活かすなんてことは無理な話だ。それはあくまで雑学であって生身の身体で経験したことにはならないからな。こういう人間も空手を指導してたりするから、これから習おうとする人は十分その点を気を付けてみたうえで入門した方がいい。やっぱり馬が合うじゃないけど、そういうのは大事だな。経験値にするわけだから、そういう意味でも覚えるのに厳しさは必要になってくる。この点公務員は理解できない人が多いんだよ。すべてマニュアルで動こうとするから、それこそ経験値なんてものはゼロだ。その点伝えるのに苦労したよ。いや伝わったかどうかも怪しいけどな。例えば経験によって身についた根性も何かと役に立つね。治療技術を覚えるとき、いやがらせ、いじめようとする輩がいたけど、逆に「それ、しごいてるつもりなの?」ってあおってやったことがあるよ。もっとやってみろよってね。技術をしっかり身に着けて謝らせることが出来たけどな。無門会会長の弟さんで富樫宜弘先生は頭で考えるのではなく、肚で考える人を育てると言っていたけど、全く同様の考えだ。今、4トントラックの見習い中だが、ここにも経験値は生きてるみたいだ。「熊田さんはいろいろ経験してきたことを活かしているな」と指導員に言われたよ。

後手じゃダメ

世の中を観てると国のやる事ってすべてが後手後手に回ってる気がする。震災にしても、一度大きな地震が来てから建物を耐震構造にしたりする。役所も学校もあわてて改装した感じだ。ストーカー防止法も死んだ人が出てきてからこの法律ができたんだよね。事が起きてからじゃ遅すぎだと思うんだよね。先手を打たなきゃ。そうすりゃ犠牲者も最小限で済むと思う。「空手に先手なし」という言葉があるけど、それはあくまで空手に私闘なしという意味で、実戦はすべて先手を取ることが目的だよ。居合も形上は後の先だけど、事を事前に防ぐ心こそが居合修業の目的になっているんだよ。先先の先をとるんだよ。そうすればことが起きる前に終わる。いちいちことが起きてから動く国のシステムはなんでなんだろうね。ただ面倒くさいからとしか考えられないけど。治療の世界は確かに患者さん自身が痛みがなきゃ来ないからそれは完璧には難しいんだけどさ。治療技術は先手だぞ。だから悪くなる前に改善されていくものもあるから、それこそ患者さんですら気が付かないっていうこともあるんだよ。事が起きてからでは治るものも治らないんだからさ。ナマズ地震が起こる前に気が付くだろう。そういったものは本来人間にも備わっているんだけどね。この世の中の社会構造は人間の力を忘れさせてしまう。そんな中正しい武道の練習は人間の本来の力を思い出させることが可能だ。