技

1人にしても全く同じ技はあり得ない。見た目同じでも二回目にはタイミングや力加減も変わってしまうんだ。もし全く同じだったらその技は死んでることになる。ちなみに最高の技となれば一生にわたって追求するものだからね。ほとんど出来ない。約束組手でもやってるかのように極まるんだ。実は空手人生の中で俺は二度ほど経験ある。回し蹴りに対して蹴り足と軸足を同時に払ってやったら相手の重さなんか感じない。風船球を相手してるかのようだったね。相手の突きに対してかわして肘関節を一瞬極めてやった時も相手の突きが止まって見えたしな。相手が真っ青になってな。心地良いんだ。だからもう一度と思ってやろうとしてももう出来ないんだ。

話変わって体験に来ていた甘えっ子。1人は休みだったけど、もう1人は入門を決意した。父親は厳しくして下さいとのこと。だけど多少厳しくしてもちゃんとやれたんだ。ふざけてなければデカイ声出すなんてことないんだからさ。頑張って強くなってほしいねぇ。