強くなるもんだなぁ

現在白帯のゆいと君。今年入門してね。白帯ながら人に流されない強さを持っているんだよ。俺にも流されない。それに素直だね。基本もうまい。年上の子と組手をして泣いたりもしたが、慣れたようだ。今はそんな子に一発入れてやろうと必死だ。とにかく前に出る。絶対下がらない。入門したばかりの頃、空手コワくない?と聞かれて「ママの方が怖いよ」と言っていたくらいだからな。今度小学2年になる。今年の終わりには昇級審査があるのでそれの臨む予定だ。9月には大会にも初めて出場してすごく粘ったんだよ。勝利には至らなかったが、本人はそれで自信にもつながったようだ。俺もゆいと君と手合せしてみたんだよ。いい根性してるなぁと思ったもんだよ。人に流されないというのは黒帯にも手が届くことを意味してるよ。自分というものをしっかり意識して信念を曲げない。黒帯の黒はどんな色にも染まらない自分の信念を貫く色だからな。相手が目上の人間と言えども同じ。俺は無門会の会長にガンつけてやったこともあるよ。これは当然俺の信念からくるものだったけど、その後殺されるかと思ったよ(笑)。俺ならそういう子に怒ったりしないよ。自分の言うことを聞かなくても何か花開くかもしれない。想像と違った方向に育つかもしれないからさ。そこは時代性からくる考えの違いかもしれないが。