チャンバラ

少年部の稽古では時々やることがある。半分遊びみたいだが、自然と体捌きを身に着けやすいからやらせている。先日もやってみた。二人組で行うが、一人余っちゃったから俺が相手をしてみたんだけどね。新聞紙を丸めたものだが、結構痛い！観ていた父兄もやってみたが、痛くてあっという間にギブアップ！子供が本気でチャンバラをしたら大人は敵いません。俺はというと普段真剣を振ってるから叩くというより相手に触れて引く、つまり斬る形になっちゃうんだよ、どうしても。この斬る方法は叩く感じでは斬れないようにできている。刀は引くことで斬るから、片方の脚を引いてみながら振ってみると分かるが、つまりは防御面も考えられて作られている。刀とは奥深いものだ。尤も子供に刀を持たせるわけにはいかないからね。でも、チャンバラでも十分空手に活かせられるからいい。これがめちゃくちゃ盛り上がるんだよ。一応顔は打たない約束事をしている。結構痛いからさ。以前チャンバラ用の棒を購入したんだよ。スポーツチャンバラ用ではなく、おもちゃだけどね。簡単に壊れちゃったよ。奴ら半端なく乱暴に扱うんだもん。だから新聞紙で十分だという事になったんだけどさ。早速壊れ始めてる。でも痛いくらいの方が技術は身につくよな。刀は心を鎮めるが、棒っきれは人が興奮する。