道場を去る時

辞めるのは俺は一向に構わないけどね。ただ、道場に行きたいんだけど、どうしても行けないような理由を無理無理つけたがる人がいるんだよね。これって特に少年部の父兄に多い。なにも「お世話になりました!」一礼で十分じゃねぇかなぁと思うんだけどさ。その少年はともかく父兄自身、過去はどれだけ頑張って来たかわからないけど、その反動で遊びほうけてる人間だと自分のやってることが半端そのものでしょう。自分のやってることに後ろめたさが大きいんじゃねぇかなぁ。辞めるのに理由なんかいらないと思うよ。目標が変わったって、それは悪いことじゃねぇだろう。子供がもう辞めたいと言うならそれだけで何も言う必要はないと思うね。いちいちまどろっこしい理由なんか何故つけたがるのかが俺には理解できないね。やっぱり人間は一生努力はしていくもの。努力をやめてしまうと、ただの半端な宙ぶらりんな人間と変わらない。純和会の道場訓にもあるけど、空手の修業は一生と。仮に空手をやめようが生きていくのに努力は続けなきゃいけないととらえてみた方がいいだろう。