少年部はやと君

ついこの間までケガしててね。道場でケガなんてまずないんだけど、はやと君はケガして、ずっと見学だけだった。治ったと思ったら今度は学校でねん挫しちゃってね。何とも運が悪い奴なんだよ。捻挫に関してはうちで治療できるから早く復活できたけどね。やっとの思いで道場稽古に復帰してね。しばらくぶりの組手。勘は鈍ってなかったね。全戦全勝だったよ。それではやと君思わずガッツポーズだ。あのガッツポーズは今までの見学を余儀なくされた悔しい思いが込められているような気がする。全部吐き出されたか。まぁ、試合ではガッツポーズは禁止だからさ。試合でやってくれなきゃいいけどさ。捻挫したとき泣いてたよ。自分の運の悪さにね。よく耐えたと思う。でもそれで稽古ができなくても見学してたし、回復に合わせて形の稽古はやっていたからな。今の子は「いつか見てろよ」という思いが少ないように感じる。はやと君は今回、そんな思いに耐えて、ちゃんと稽古で悔しさをばねにして這い上がってきた様がハッキリ出たからな。今後の活躍に期待するよ。

安静と練習と…

昨日は須賀川のスタジオ指導と一般部の稽古があったからね。休むわけにはいかないからな。痛かったけど練習をつけてきたよ。ただし、練習がない間はしっかり寝て休息をとった。夜の一般部のときには最初こそきつかったけど、稽古時間後半になってスイッチが入っちゃったみたいね。痛みも何もかも忘れて稽古に集中できたよ。でも、立ち合いの稽古はまだ早かった。裕子の思い突きをまともに顔面にもらったりしてな。でもいつも俺の姿とみてる裕子からすれば、昨日の俺は稽古中も元気がなかったようだ。それで初めて人並みらしいからな。いつもはうるさくて、いつもこのくらいだといいなんて言われちゃったけどな。今日は痛みより患部のかゆみが強い。あの芯まで響くような激痛はなくなってきた。薬が効いてるだけだろうけど、もう少し我慢すればまた元気に稽古ができるだろう。裕子からすればうるさいかもしれないけどさ。俺も汗をかくくらい稽古したいよ。思いっきり稽古できないのはやっぱりストレスだ。全然やらないよりはいいけどな。ただ、医者は安静にと言ってたからな。本当にいいのかどうかはわからない。本格武道の動きだから無理がなくできたのかもしれないしな。スポーツ系空手はとてもできないだろうな。

激痛だったけど…

帯状疱疹と診断されて、昼間は安静にしていた。夜の少年部もなるべく静かにしていようとしていたんだけどね。その後の一般部、大越君の稽古もあってね。一般部は時間予約制なのでもちろん組手などはできないんだけど、形くらいはと思ってね。途中から参加してしまったよ。ただ見て指導というのも俺には合わないみたいだ。実際に動かずに指導なんて俺には無理。安静にと言われてはいたが、ついつい動いてしまったよ。激痛なので動きは悪いんだけどね。でも一緒に練習したおかげでなんか知らないけどほっとしたよ。いずれにせよ今日の須賀川でのスタジオ指導はそれこそやらなきゃいけないんだからさ。その準備だと思ってな。痛みはあったけどぐっすり眠れた。その前の日が痛みで眠れなかった分よく眠れた。今日はしっかり指導できそうだよ。動けるかどうかはわからないけどさ。できるだけ動いて頑張ってくるつもりだ。これから準備していってくる。医者は安静にというんだけどさ。昨日が峠だということは、半分治ったようなもんだと思えば前向きじゃねぇか。こうじゃなきゃ俺じゃねぇよなぁ。

帯状疱疹

股関節の痛み。よくなってきたかと思ったら、だんだん痛みがひどくなるんだよ。おまけに湿疹みたいなのができちゃってね。カイロ学的にも神経圧迫しているところにそういった湿疹ができることがあると聞いてたけど、それがひどくなっていってね。昨夜、痛くて目が覚めちゃってね。救急外来へ行った。そしたら帯状疱疹だって。股関節が痛くなって、そこを治療すべく努力はしていたものの、やっぱり患部は疲れているもので、そこに帯状疱疹ができ、神経的な痛みがそこに出るから股関節が治ってないと思ったのだろう。帯状疱疹は俺は治療できないからなぁ。とにかくこれから1週間分の薬をもらいに行くつもりだ。なんだよ。俺の股関節へのアプローチ法がまずいのかとか、若くないのかとかいろいろ考えちゃったなぁ。とにかく原因がわかってよかったよ。治すための努力はしっかりやるぞ、俺は。

来なくなったなぁ、道場破り

うちの道場にも来たことあるよ。最初は俺の元上司だ。何を思ったか、自分のかっこいいところを見せたかったのか、当時須賀川の体育館で稽古してたんだが、上司が友人連中をいっぱい連れてきてな。俺と組手を要求して、「熊田、おめぇには負けねぇ!」と言って、縦横無尽に蹴りを出してきてさ。ただ、俺の元上司だからねぇ。ケガさせるわけにはいかなくてさ。悪いけど恥かかせてやったよ。当時は俺も人生の中では一番強かった頃じゃねぇかなぁ。この時期は「誰か喧嘩売ってきてくれないかなぁ」なんて思ってたもんなぁ。いざこの上司が組手を要求してきたときはうれしくてね。遠足に行く前の小学生みてぇな心境だったよ。何もできないとわかると言い訳ばかりしてきてねな。信用にかけるので俺はその上司から離れたんだが。離れたのが悔しかったみたいだね。後何年かして公民館で少年部を指導しているとき、見学に来た人が「こんな空手、本当に大丈夫なんですか?」なんて言うから、「じゃぁ私を手合わせしてみます?」と言ったら、入ってきてやる気満々だからさ。少年部のみんなを練習場から出して、鍵かけようとしたんだよ。そうしたらダッシュで逃げちゃってね。後は道場破りというか、入門した人間だけど、俺が注意しようと近づいたら首を絞めてきてね。俺はなるほどと思って、気絶したふりをしてやったらあっさり手を放しちゃうんだもん。それでほかの生徒に「こんなやつ他愛ないっすね」なんて言ってる隙に後ろからそーっと近づこうとしたら気がついて、「うわぁ~」なんてデカい悲鳴上げて隅っこでガタガタ震えてるんだよ。近づいたら人間、こんなに蒼い顔するもんなのかっていうくらいおびえるもんだからね。かわいそうになって許してやったんだけどさ。後々そいつは俺を2ちゃんねるに誹謗中傷してやがったな(笑)。本当はこういう連中は外で言い訳できないようにこっぴどく痛い目に合わせなきゃいけないんだろうけどさ。甘かった!でも今では下手に道場破りをケガさせようものなら警察にたたかれる時代だからな。尤も昔から道場破りっていうのは、どこかで強いなんて言われてちやほやされてきてるおっちょこちょいばかりだ。俺はもう50目前だしな。誰か喧嘩売ってきてなんて思わないけどさ。当時はもう少し暴れたかったなぁ(笑)。

娘の純帆と臨

やっぱりこの二人は他とは違う。空手がね。これは考えてみれば尤もな話だけど、道場が住まいだろ。おまけに二人とも生まれたころから道場の気合を子守唄みてぇにして育ってるんだもん。純帆とは先日組手をやってみたが、小学4年生の子と比べても油断がなかったな。純帆は相手がガンガン攻めようと全然関係なく、間合いを詰めてくるから相手が下がることになる。先日は小学2年生の男の子にも勝った。ていうか本人は自分から手を挙げたんだよ。いけると思ったみたいなんだね。この小2の男子は大会でも何度も入賞してるんだよ。次女の臨は体が利く。動き自体は純帆よりも勝ってるね。まだ少し甘え癖があるが、攻め方は元気がよく、いままでうちに在籍していた幼児の女子の中では動きが一番いいだろう。最近は相手の攻撃に合わせてかわしてみたりするようにもなってきた。今度の3月の大会も出場予定だが、まだ勝てるかと言われればまだかもしれない。臨は俺と同じで人の話をあまり聞こうとしないけどな。二人ともやる気全開だ。何?俺の跡継ぎ?そこまで考えてないなぁ。本人が続けたいならそれもいいけどさ。まぁ、本人たちが今楽しんでくれればそれでいいよ。うちなんか個人経営だしな。従業員がいっぱいいるなら考えなきゃならないけどさ。ただ、うちの技術は誰かに伝えないともったいないともいわれてるのは確かだ。今はその段階ではないからな。

よくなってきたけど…

股関節の痛み。朝から調整していた。いい方向に向かってるね。でもちょっと姿勢を変えてるとまた痛みが来てね。空手の形でと思っていたけど、それよりストレッチ系のほうが早く良くなってきたんだよ。まだストレッチしてその姿勢を維持することを考えないといけない。まだ時間かかりそうだなぁ。こんなに苦労したことはなかったなぁ。ただの股関節痛だと思っていたのが甘かった。相当歪みが進んでいたことをもっと早く気付くべきだったよ。それだけ進んでいたものをほおっていたんだ。俺もまだまだ治療家として甘いところがあるのかもしれない。反省だ。治療家としての道。まだまだ乗り越えていかなければならないね。