白と黒、善と悪、表と裏

世の中はいいものと悪いものがごっちゃになってて、区別のしようがないのが現状だ。俺のことをある人は白黒をはっきりつけたがるとか生真面目とかいう人がいるけど、それは違う。俺は技をとことん追求したがるだけで白が善が絶対とかいいとかきれい事を言うつもりなんかさらさらないよ。大体俺のやってることなんか人の壊し方と治し方だろ。いわゆる殺法と活法だけどさ。殺法なんて追求する必要なんかないという人がほとんどだけど、殺法のとことん追求するからこそ人を治せるんだよ。日本に優れた治療家が少ないのは殺法の追求を嫌がるからだと思うよ。プロレスで活躍した超悪役のタイガージェットシン選手。試合を見てると、勝ち負け無視どころか試合までぶち壊しだから、気持ちのいいものではなかったけどさ。あの選手はインドの伝統レスリングの継承者だからね。正当なレスリングができるからこその悪役なんだよ。今も時々動画などで試合を見てるけど、やっぱりレスリングが基本になってることがうかがえる。ていうか人格者だよ。時には悪いことにこそ真実が隠されてたりするんだからさ。俺はいいも悪いもひっくるめて追及したいだけだ。やらなきゃ後悔するならやるしかねぇだろ。