昭和のプロレス

昭和のプロレスラーはいざ、真剣勝負になった時の為の練習(シュート)をやっていた。たまたま動画でケンカになった試合を観たけど、格闘技でもなんでもない、本当の喧嘩だった。噛みつきはあるし、急所も蹴る。髪の毛の引っ張り方もモロだ。プロとしてのレスリング技術も生きてくる。総合格闘技の練習をしてたのかと思いきや、それをはるかに超えているんだもん。アントニオ猪木八百長と疑われて「格闘家と戦ったら簡単に負けちゃうだろう」と質問され、「総合的に闘ったら格闘家は不利だよ」と答えていたけど、その意味が分かった。総合格闘技と言っても結局なんでもありじゃないからな。格闘家としても一流のレスラーもいるけどな。藤原組長はまさにそれだ。そりゃぁ、お互いビジネスとしてやらなきゃ死ぬよ。八百長なんて言う人がいるけど、これは罰当たりな発言だ。空手家などが道場破りに来てたとか聞くけど、空手で何を学んだんだろうね。うわべの事につられて怪我をする羽目になるんだ。空手家であんな化け物みたいな体を作れるかどうか考えてみりゃわかるだろう。尤も道場破りなんて本当に練習してきたやつがやる事じゃないけどな。うちの道場にも来たことあるよ。2度ほど。一度は俺の元上司だ。2度目は知らない人だったけど、みんなを外に出して閉め切ろうとしたら即行逃げちゃった。今はプロレスも暴露されてるけど、それでも本当の姿を知らない人は多いよな。藤原組長のセミナーに参加したらよくわかるんじゃねぇかな。70近い年齢であの強さだ。弱い人間が務まる世界じゃない。弱い人間が自分と同じ尺度でしゃべってるのがいるから誤解を生むのかもしれないね。俺もこの歳になったからプロレスの良さも分かるんだけどな。今のプロレスの試合?観たいと思わないなぁ。藤原組長の弟子の石川さんが言ってたけど、サーカス同様でレスリングでもなんでもないってね。もう一度あの強いプロレスを復活させてほしいね。格闘芸術。といえば武道もそんな一面を持ってる。また藤原組長にメチャクチャに極められたくなってきたよ。