開業して14年

今日で開業14年。治療室を開き、清心流空手道協会の郡山支部となったのは本当はもう少し日がずれるが、いつだったか覚えてないから、正式に道場を持ったのはこの日だってことにしておく。空手はすでに教えてはいたんだよ。教えれる立場じゃないと思っていたんだけど、近所の子が集まってきてね。それでもお金は取りたくなかったが、集まった子供の親が「少しでもとってくれ」という事で、運営費に使うことにしていた。看板もない、ただ口コミだけだ。当然人なんか集まらないよ、そんなにね。整体学校へ通うようになり、カイロプラクティックを習得して開業に至った。14年か。いろいろあったな。この当時の俺の空手はボディビルジムへ行ってボディビル選手権にも出たりした頃だ。空手にはパワーが重要と思ってね。あのころは一番力があったな。馬力だけでも半端なかったね。30後半になってくると急に体力に限界が見え始めてね。腰も痛むようになってきて、空手本来の姿を追求するようになった。それでも時間がかかったよ。今くらいになるのにもね。40歳過ぎたころかなぁ。ようやっと空手の門に立てたような気がした。おそらくは空手人生の折り返しだったのかと今では思う。その頃には空手と治療をミックスさせた自力整体が確立されてきた。その頃になってやっと本格的な武道に近づいた気がしたね。治療も結局は人を施術しないことが極意だと言う意味が分かり、空手も闘わずして勝つ境地が見え隠れしてきた。その間に清心流居合をやるようになったおかげでその境地が分かってきたと思う。この境地、どんどん切り開く必要はあるよ。ゴールじゃない。今は総合格闘技の生徒が来てないから、この際、武道に集中して、それから総合格闘技を復活させてもいいんじゃないかなと思っている。どうせなら純和会独特の格闘技があってもいいかなと考えてね。普通に総合格闘技にも対応でき、実戦(ケンカかな?)にも対応できるような武道を確立してみようかと思っている。