第29回闘技空手道拳誠会館格闘王座決定戦

少年部から8人が参加した。一人は高熱を出して残念ながら不参加となった。入賞候補のりお君は動きはよかった。順調だったんだけど、試合中足を痛めて、蹴りが出せなくて2回戦で負けてしまった。蹴りに対してカウンターを取ったり、相手の動きを伺いながらの攻撃など、俺が教えたことはしっかりやっていた。俺の娘二人も参加。純帆は予想した通り相手を観すぎだ。もっと攻撃的でもよかった。最後までくらいつく姿がみられた。臨は積極的に攻めていった。ちゃんと突きをまっすぐ出せていれば間違いなく勝っていたね。みんな練習の成果は十分出せていた。小学2年のこうしん君は参加人数の多いトーナメントを勝ち抜き、準優勝している。もう少し基本を踏まえて組手をやれば優勝できたと思うが。課題もあるね。活躍できなかった子もいるが、性格がやさしすぎるのが災いしている。大会はやっぱり情け無用だ。空手に向かないなんてことはないぞ。大会だけでそれは当てはまらない。こういう子は本格武道の闘わずして勝つ世界を目指すのに適している。合気道も同じだけど、試合がないから分かりにくいが、試合で活躍する子にはなかなかこの境地には達しにくい。最近の子にはこういうおっとりじゃないけど、優しくて大会に適さない子が多いね。大会に出るなというわけじゃない。大会に出ることで経験をしっかり積んでいったうえで闘わずして勝つ境地が開けるんだ。

俺も大会を観ていて思った。自分で言うのもなんだが、うちはまとまりがいい。ダラダラ緊張感もない、痛いから泣いて諦めちゃうような人間は一人もいない。少年部はりお君が主に仕切ってるんだけどな。それもいい結果を出す力になってるのかもしれない。やっぱり同年代にはかなわない。俺が同目線でと言っても限界はある。

f:id:junwakai:20190701083519j:plain

f:id:junwakai:20190701083556j:plain