俺の下に師範代を置く?

以前、道場稽古は俺に任せてください。なんて言う人間はいたな。そのころはそんなこと考えてなかったから、ちょっとばかり任せてみたことはある。でもそれって俺には合わないなぁと思ってね。俺はやっぱり現場に直接かかわっていたほうが気楽だと気付いた。任せてくださいと言ったやつも、その後うちを離れたよ。画策があったのは後で知ったが。それはどうでもいい。その後、清心流の親方に「間に人を置いて楽することを考えなきゃだめだ」って言われたんだよ。「指導することがしんどいの?じゃぁ指導者辞めたら?って言ってやったよ。」自分の師にはっきり言っちゃう俺もずけずけしてるのぅ(笑)。でも、そうやっていかにも風な組織つくりを考えるやつがいる。たちが悪いのは、師範代的な人がいないだけで人をなめてかかるおバカさんもいちゃう。俺もほかに用事があって、当時の指導員に練習を任せたことは過去にあったけど、なるべくならやりたくないな。師範代なんて必要な人には現れるよ。俺には必要ないもんな。俺は指導することをしんどいなんて思わないし、楽をしようなんて発想事体が初心を忘れちゃってる事の言い訳だよ。どうしても多忙でというなら考えてもいいけど、そうじゃないなら道場生もいい迷惑だろう。それに俺は知ってる。任せたら下同士がケンカしちゃって分裂騒動が起きてるなんて話を。その人は俺をうらやましいと言っていた。俺は一般部は俺が前に立って、自分から練習するぞ。確かに体はきついけど楽しくてしょうがないな。清心流の親方さんはあくまで組織的な物ばかり考えてたからな。もしそうやって楽することを考えている人がいるなら考えるべき。もし人の上に立とうと思ったなら、それをしんどくても続けなきゃいけないよ。いやなら空手に携わらない方がいいよ。今の時代にもそぐわないだろう。