組織ゴタゴタ分裂

これは空手の世界にはとにかく多いんだよね。俺が俺がと我を通そうとしてるだけのような気がするんだよね。自分こそは正しい?自分が絶対なのか?誰かが人の上に立つ人がいなきゃだめかもしれないけどさ。一番困るのは下の人間だぞ。空手で言えば道場生だ。道場生が組織の為に練習したり、活動してると思ってるのか?今はそんな時代じゃねぇだろう。いや、戦争中の時代だって、俺の爺さんは兵隊になったけど、みんながお国の為に死ぬなんて馬鹿らしいと言ってたと言う。当時から組織の為に死ぬとかおかしいと考えていた人は多かったと思うよ。それだけ人間的にすばらしい長なら俺のために死んでくれなんて言わないぞ。今、ゴタゴタを起こそうとする人間に言うよ。長になるのはやめてほしいもんだよ。俺は清心流が揉めたとき、自分が出て何とかしようとは思わなかったな。そこで道場生を巻き込んだら俺の責任になっちゃうからだよ。自分の欲を通すなら清心流に居残った方が良かったかもしれないけど、何よりも揉め事がめんどくさくてね。傍から見たら小学生の縄張り争いと変わらねぇンだもん。だから独立した。清心流をやめたところで後ろめたさなんてこれっぽっちもなかったからね、清心流の親方には会わない様になんて思わなかったよ。堂々挨拶するつもりでいたけどね。結果、脅迫メールの雨あられだったけどさ。極真空手はそういう意味では大変だったよな。それだけ故大山氏のためを思って自分が立とうと思うなら、いがみ合いよりどちらも納得できるような話し合いをあきらめずにし通すべきだったんだろうが。人を排除なんて誰だってできることだよ。矛を止めると書いて武の道だ。ゴタゴタこそ初心を忘れた姿じゃないかな。