選抜クラス

今は6年生の風優雅君だけだが、3年生の涼桜君も茶帯に手が届いてきたので、そろそろ選抜クラスに上げようと思っている。選抜クラス。言ってしまえば帯研だ。風優雅君は茶帯にもなってないが推薦した。選抜クラスは有段者が練習する形を練習し、本格武道を指導する。当身突きも出てくる。捌きも出てくる。それを試合に生かすのも悪くない。普通のクラスでは空手をやっていない父兄も含め、空手イコールスポーツだと考えがちになってしまうが、ここでは競技スポーツでは反則になってしまう技も出てくる。競技ととらえると空手は3分の1くらいしか力を発揮できないものだ。純粋に格闘技として発達してきたボクシングなどに勝てないのはそこにある。本来持っている姿を出せれば純粋な格闘技にも対応できるものだ。この選抜でやっていることをしっかり習得すれば、相手も攻撃しにくくなってくる。闘わずして勝つの域に入ることも可能だ。だけど、だれでも選抜クラスに入れるわけじゃないよ。実戦的な感覚を知らない人にはいくら教えても形だけになってしまう。合気道などの門下生は組手がないから、陥りがちなところだ。全ての合気道家が実戦の感覚がないと言ってるんじゃないぞ。強い人は強いからねぇ。