もらった…

午前中練習をつけて、午後は一応時間が空いた。でも夕方からお客さんが来て、そのまま夜には患者さんも来た。この患者さんの施術が結構大変でね。その直後、総合格闘技の練習をつけた。総合格闘技の練習をつける前、疲労が来てて、「俺、ちゃんと練習つけられるのかなぁ」なんて思っていながら始まったけど、練習が終わったら生き返ったよ。治療するという事は元気のない患者さんが来て、その邪気を俺たち治療家が吸いこんじゃうことになるんだよ。俺は裕子と「もらった」という言い方をしている。こうなると元気もなくなる。具合が悪くなることもある。だから手を塩で清めるんだけどね。でも、その後一緒に練習していたら、すっきりしちゃってね。邪気が練習で飛んでったんだろうな。よく医者の不養生なんて言葉を耳にするけど、医者も同じ。病人を診てるんだもん。自分もしんどくなってくるものなんだよ。それをどこかで吹き飛ばさないと医者も短命で終わる。