総合格闘技クラス

 

 


根性がない人でも楽しめるようになっててね。徐々に力をつけてくるんだよ、これが。一方、酒井さんという44歳の方は仕事の合間にやってくる。扁桃炎が治らなくて、休んでたが、うちで自律神経を調整したら、治りが早くなって復活した。組手をやると「いやぁ、たのしい!!」の第一声。大学生の近藤君も大学の何か自己PRで組手をやってるところを撮影させてくれなんて言ってきてね。相当楽しいようだ。俺も、この時間は楽しみにしてるんだよ。

武道としての空手を総合格闘技の中にうまく生かしていく。特に打撃はそんな空手を生かせるからね。打撃も面白い、組み技も頭を使うから面白い。総合格闘技なんか野蛮でという人がいるが、確かにあれは見る側の発想だよね。ああいうのがいつまでも続くかと言えば、確かにそうだと言わざるを得ない。プロレスのように勝ち負けじゃなく、人を生かして自分も生かす。そういう考えじゃないとすたれちゃうかもしれない。でもね、最近空手家も強さを求めることをしなさすぎる傾向が強く感じる。総合格闘技くらいに対応できて当然な空手がひ弱になられても困るんだよね。昭和の空手はその点すごかった。俺が通ってた無門会は命知らずが何人残るかみたいな道場だったよ。ただ、けが人が出る道場ではいけない。これは今も昔も同じだと思う。けが人が出るなら稽古方法を考えないといけない。

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