生活あっての空手

長女の純帆は稽古はまじめにやる。けど、私生活はダラダラするところがあって、稽古以外は俺の話など聞く耳持たない。今回、大会に1回戦負けは自分に負けてるからだと言ってやった。稽古だけやってればいいという考えはやめなきゃいけない。前にも忠告したことだが、同じことを繰り返してしまったから、今回はしっかり言ってやった。風呂に入りながらだが、緊迫感に包まれ、娘は大泣き。裕子は止めたが、別に感情的になって言ってるんじゃない。フォローはもちろん入れたよ。後輩がいるんだからさ。いい手本にならなきゃいけないしな。今回、新人にも伸びていった奴と相変わらずダラダラやってる奴がいたね。まぁ、大会や勝ち負けがすべてではないが、自分に負けてる人間が成績なんか残せやしないんだからさ。自分を知ることだ。それには生活も規則正しくしてないと、精神的余裕もなくなる。その余裕から自分と向き合う時間を作る。それが武道だ。