形を追求したら…

空手ってホントに奥深いね。一度休日などをはさむと空手の形に発見があったりする。重力に反しないよう、無駄を捨てることをとにかく意識していたらｕ－ｔｕｂｅなどで見たりする大先生の形に近づいた感じがする。もちろん少しはと付け加えておくけどな。裕子にも見せた。やっぱり同じ感想だ。リアルさを追求したらとてもとても大会などの形競技には不向きなのが改めて分かる。競技形では実戦には向かないという事だ。そこから改めて形を練習していくともう同じ動きは出来ない。見た目には分からないだろうが。そうやって進化してゆく。柳川昌弘先生は自分の著書でも言っていた。熱があるときは軽く形をこなすとよい。というのも力の抜き方が分かってくるからだ。そうすると熱も早く下がるのは俺も実践済みだ。今俺は平熱だけど同じく力を抜いてできるようになった。競技形と比べて迫力はなさすぎるから、ご老人の枯れた形だと皮肉る人も出てくるだろう。でもそういう人はその枯れた中に重要な意味が含まれていることには気づかないだろうなぁ。純和会では今は大会では形の部には出さないことにしてるんだよ。そんなことをやってる道場なんてなかなかないからさ。でもこうやって振り返ると俺のその方針は間違ってなかったと実感できるね。大きな団体、道場になるとほかの道場と足並みそろえて活動しなきゃいけないからね。俺はそんなことやってても俺の目指すこととはかけ離れちゃうから連盟などを脱退したんだよ。足並みそろえる必要がないなら連盟などに加盟して交流などがあってもいいとは思ってるよ。達人なんてもともと道場から出てくるわけがないんだからさ。達人なら自分で自分の路線を貫いちゃうよ。純和会はリアルな空手だとは言わないよ。リアルさを追求する団体だ。

立ち入り禁止

うちの少年部のある父兄を立ち入り禁止にした。本当はこんなことは書きたくはない。ダークなところなんか誰だって見せたくはない。ただ、今回はあえて書いた。今後こういうことが起きないようにするためだ。その父兄、親のエゴのために空手をやらせてるとか、空手をやらせる意味が分からないと道場に来てきっぱり言う。おまけに飲み屋の女の話とか、道場の空気に合わない話をほかの父兄にべらべらしゃべってしまう。他の父兄は見学のために来ているのに、それを邪魔されてしまう。苦情が出てきたところだ。母親はその点しっかりしてて、立ち入り禁止を受け入れた。それと「師範に空手なら勝てないけど、ケンカなら勝てる」とか言ってたね。ケンカならもっと危ない目に遭ってるんじゃねぇのかねぇ（笑）。俺の前に立っていられるか、その方が無理があると思うけどな。最も実際やることはないと思ってるからそんなこと言っちゃうんだろうけどさ。道場では確かに俺は目立っちゃうよ。それが面白くないから、父兄を集めてバカ話をして目立とうとしていたのは想像できるね。うちにはちょっとビビりな少年もいる。その子にも偉そうな態度をとるのでそのオヤジが嫌だとその母親から話を聞いた。半端に逃げて、半端に頑張ってきた人間はこういう事をする。おそらくはこの父ちゃんは立ち入り禁止になった理由なんか理解できないだろうが。その息子、覚えるのが遅かったりして大変だけど頑張ってるよ。その時点で親父には勝っている。この頑張っている姿も見れなくなっちゃう覚悟で母親に言った。母親はまともで空手をやらせている意味を理解している。父親が立ち入り禁止になったので、月曜だけ児童クラブからのお迎えをお願いしてきた。純和会の少年部は送迎も行う。一回２００円という安さだ。

ひじの痛み

今日来た患者さんの症例だ。だけどこの人、腕を酷使するようなスポーツをやってるわけでもない。スポーツなどで痛める場合はよくある話だけど、普通の生活でひじを酷使するなんてことはまずない。でも、俺はピンと来たね。肩こりをほおっておくと、二の腕（上腕三頭筋）まで張ってくる。そうすると肘を伸ばそうとする筋肉だから、当然影響が出てくる。この筋肉は肩甲骨から伸びている筋肉だから、肩こりで肩甲骨周りが固まってきたことは想像できた。肩甲骨の調整で痛みはすぐに取れた。これは解剖学的に考えればわかることだけど、それでも医者は気づかなかったりするんだよ。解剖学は俺たち治療家よりも深く勉強するだろうが。俺は身体に関しては身体全体のバランスなどから推測していく。肘なら肘しか診ないなんて言う幼稚なことはしない。歪みは誰でも持っている。筋トレをやればいいという人がいるけど、これはそのケースにもよる。オーバーワークになれば筋トレでも肩こりを起こす。決して運動不足ばかりではない。俺は以前ボディビルをやっていたが、肩こりと冷えには悩まされた。その後、トレーニングの仕方を変えることで改善されたが。ついでに言っておくと重いバーベルを扱っていたため、腰椎の椎間板は相当薄くなってしまった。トレーニングはむやみににやってはいけない。

休日はやっぱり違う

俺、他の人と比べるとストレスがないからさ。毎日が日曜日というと言いすぎだけど、それに近いものがあると思ってた。でも、今日は仕事もなく裕子は友人の付き合いで出かけることになったから、娘二人を大安場史跡公園へ連れて行った。天気も良くて久しぶりにのんびり気分を味わった。空手の練習も俺は今日は休んだ。そうなると本当の休日って感じだ。本当は今日、タクシーに出ようかって考えてたんだけど、裕子が休んだら？と言ってきてね。休むことにした。やっぱり休んでよかったよ。裕子は俺に稼いで来いとは言わないんだよ。普通のかあちゃんだったら、そうはならないだろう。休み返上してでも稼いで来いというよな。裕子に言うと、「できた嫁だからな」なんて言いやがるから言わないけどさ。まぁ、仕事は明日から頑張ることにするよ。空手の練習はやらなかったけど、やらないで休んでる時の方が頭が冴える。新しい発見をしたりするんだよ。そこでちょっと形をやってみたりはした。頭だけは空手から離れないんだなぁ。

少年部の父兄たちも…

父兄も当然、肩が凝ったり背中が痛かったりしてるみたいね。みんな俺より若いけどな。俺はおかげさまで全然ないぞ。身体を動かしているせいだと思う。裕子が母ちゃん連中を練習場で軽く揉んだりしていたよ。という事で俺も応急処置じゃないけど、簡単な骨格矯正を施してやったよ。これだけでも少しは違いがあるからね。母ちゃんたちも喜んでたよ。まぁ、これも営業だな。ちゃんとよくしたかったら予約を入れてくださいってな（笑）。母ちゃんたちが空手をやるとは思えないがな。まぁそれも一つの方法だ。でもみんな我慢して拘束される仕事を続けていくんだよなぁ。俺も昨日のタクシーは早めに上がったよ。一昨日の練習の疲れが残っていたのか、妙にイライラするんだよ。母ちゃんたちも無理しないでほしいね。子育て、仕事、家事などなどやることがいっぱいあるからねぇ。おつかれさん。

ギックリ腰予防

ギックリ腰予防に腹筋と背筋のトレーニングをしてる人がいる。頑張る気持ちはすごく大事だし、歳を取ったら頑張らなければならないよ。でも、腹筋と背筋を別々に鍛えても腰痛にはよくない。筋肉をつければいいかというと、プロレスラーでさえもギックリ腰にはなるんだよ。いや、男性と女性、当然男性の方が筋肉量は多いけど、腰痛は男性の方が多いんだよ。医者は解剖学的に物事を見ちゃうから、そんな予防法を勧めちゃうだろうが、これではよくならないどころか、疲労がたまって更にギックリ腰になる確率が上がる。腹筋と背筋同時に鍛える必要があるんだけど、そんなに大変な方法は必要ない。ギックリ腰は下っ腹に力が入らなかったときにおこる。立っているだけでも腹と腰には力が入っている。ここで背伸びすれば、下っ腹が伸びてくるのが自分でも観察できるだろう。腰が痛くなければ、そのまま腰をそらしてもいい。下っ腹、つまりは丹田だ。このあたりが疲労してるといざ力が入らないなんてことになりかねない。丹田を伸ばしてやると疲労は取れてくる。普段から丸まった姿勢の人は気を付けた方がいいね。

やっぱり俺は…

タクシー乗務員で罵声、クラクションなどで市民に迷惑が掛けている人がいると会社に苦情が入ったらしい。俺もたまに見かけるけど、これはいるんだよ、タクシーに乗る人は知ってるかもしれないが、運転手が客対応悪いとか見かけたことあると思う。タクシー運転手は一般の会社ではとても勤まらない曲者が集まっちゃうんだよ。タクシー乗務なんて半分は自営と同じだからさ。そのことをある女性に話したら、「大きな会社のタクシーに乗ればいいんですね」と言ってたけど、それはまったくもって無意味だ。それにタクシーに大きい会社はない。俺もタクシーに代わる仕事を見つけたりもしたが、どうも腑に落ちない気持ちで、結局お断りしてしまった。裕子は「使われて勤まる人じゃないよ、あなたは」と言われてはっと思った。まぁ俺はクラクションを鳴らしたり、でかい声を出すなんてチンピラみたいなことはしないが、自分を曲げてまで勤めたりできないんだよ。道場生の酒井さんは、それで貫いたことになるからいいんじゃないかと言ってくれた。違う見方をすれば、半端者かもな。みんな自分を捨てて会社に従事してるんだからさ。特に公務員はそんなことを言いそうだな。