演技?本気?だから無心

先日、ラストサムライのDVDを観ててね。ふと思ったんだけど、当然あの人たちは演技だよな。映画の中で死ぬようになっていても、実際は死んでいない。でも、観ている人にとっては本当にあったかのごとく、感動を与えるよね。出演している人も本気でその役になりきっているんだよ。だから本当の事だと錯覚してしまう。芝居も真剣にやればそれは芝居じゃなくなると言っても過言ではないということだ。プロレスはエンターテイメントと割り切って見られてるけど、これも、本当の強さ失くして、真剣にやらずして人を魅了できるかだ。見た目だけではわからないところに強さがある。俺は今のプロレスは基本的に観ていない。ただ、ダイジェストで流れるシーンを観る程度だ。けど、あ、これは実戦も積んでるなと思われるシーンを見かける。力道山はプロレスは真剣なショーだという。じゃなきゃ、人を魅了することはできない。俺がやってる居合。これも人をひきつけなきゃいけないというが、刀に気持ちを入れなきゃ、たちまち手を切ってしまう。俺もさんざん言われたことあるよ。熊田の居合は迫力あるように演技してるだけだってさ。いずれにせよ、本気でやってるよ。演技も真剣にやってれば演技とは思えない迫力が出る。それを陰口たたく人、そんなことも知らずに武道やってるのかい?恥ずかしくないかね。その人は居合で刃挽きした刀を使っている。刀に心が入りきれない言い訳だ。ここに到達してしまえば、無心て言うんだろうね。無心になれない人は何かに気を取られてるよね。