習い事って…

これはうちの道場にもいるからあまり大きい声では言えないけど、いろいろな習い事をやらせてしまう親御さん。空手、スイミング、ラグビー、野球、サッカー、塾などなど。本人がやる気なくてもやらせちゃったりするらしい。何でも習わせることが親の自慢なんだって。塾と空手ならわかるよ。文武両道だしな。5つも6つもやらせたら、早い話が全部半端に終わるよな。何で花が咲くか分からないからという言い分が出てくる。いっぺんに何でもやらせる時点で花なんか咲かないよ。負担が多すぎて子供がかわいそうだよな。親のわがままのために子供は言うことを聞かなきゃならないんだからさ。お金の無駄遣いともいえる。でもこういう親、先生方にはもっともなことを言うからねぇ。子供から話を聞くまで気づかない。でも、いろいろなことをやらされてきた子供、どんなに頑張っても結果はたかが知れてる。ひどいときは親が「ちゃんと練習をつけずにお遊びでやってるんだろう」なんて言う親までいる。体調崩してなかなか回復せず、俺の治療室で施術を受けていった子もいる。

習い事ってなんだろう。人によってとらえ方は様々だ。でも、習ってる本人の為だけであって、親のためにあるのではないだろうよ。空手も早い話が真剣な遊びでしかない。空手を大人まで続けるのは一握りだ。それはともかく精神面において強くなっていく。親もそれを見て成長していくことをこれから習わせる親御さんにも分かってほしいね。今主催している「少年よ虎になれ!・・・」ではこれも一緒に説明するが。そうすると「見合わせます」と連絡が入る場合もあるんだよ(苦笑)。でも、これで嫌な思いもしている俺にとっては下手に大人数が入門して、あっという間に去っていくくらいなら少人数が入門してしっかり巣立って行ってほしいよ。

f:id:junwakai:20170912122826j:plain

 

バーベキュー大会

10月8日、純和会熊田道場の駐車場で行われた。午前中は稽古して、午後からバーベキュー。天気が良く、稽古が終わってからのビールがまた最高だった。稽古は2時間。いつもの稽古より30分長い。やりやすかったね。いつもこのくらいの時間がほしいが、簡単に変えるわけにもいかないからなぁ。バーベキューは盛り上がった。肉が大好きというひかる君もとにかく遊ぶ方が先になっちゃって、肉は俺たちが食うことに。トン汁もうまかった。娘二人も参加して、楽しかったと言っている。また来年が楽しみだ。

f:id:junwakai:20171009102342j:plain

f:id:junwakai:20171009102412j:plain

f:id:junwakai:20171009102440j:plain

俺は遅咲き

俺は下積みが長く、空手初段になるのに、11年かかってるんだよ。こんな話、父兄にしたら意外だって言われてね。苦労せずに何でもこなしちゃう奴だの、器用な奴だの言う人は今までにもいたけど、言う人に限って世間知らない人ばかりだったなぁ。治療技術を覚えるのに、4~5年かかったか。これは空手の下地があったからまだ早かったかもしれないな。ほかの人がどのくらいで習得するものかが俺もよくわからないから何とも言えないけどさ。俺が遅咲きだってことに意外だというのは、父兄自身も自信がないのかな。じっくりやっていくのが一番だもん。

俺は遅咲きでよかったと思ってるよ。修行中にしても早く独立したいなんて頭はなかったもんな。これだって言える技術にたどり着いてからだよ。修行中のあれこれを話せば長くなるけど、今考えてみるといい思い出だよ。当時、俺の周りでそんな苦労してるやつなんか皆無だったしさ。夜中まで遊びほうけてるやつが多かったな。そんなグループに対してどうってことはないけど、たまに参加したぞ。たまにしか参加しないから変な目で見るやつと、たまにはこうやって休んで行けよって言ってくれる奴がいたな。最近の子は安定志向なのか、下積みなんか目もくれないよな。ひどいのは内弟子志願で、バイト感覚で仕事を覚えられると思ってるやつがいたな(笑)。

道場生で自閉症の子

道場では相変わらず、ニコニコして走り回るわ、チョッピリ稽古の邪魔するわなんだけど、かあちゃんの言う話、普段昼寝の時間になるとグズるんだけど、道場に行く日に限っておとなしくしてるらしい。楽しみなんだね。

俺自身思うけど、小学校になったら隔離しちゃうんだろ?あれ、よくないよなぁ。普通の子だって対応の仕方を覚えるしさ。そういう障害持ってる子も周りの環境から何かしら学ぶものだよ。隔離しちゃったら入ってくる情報も限られてくる。日本の教育って「これを覚えなさい。これが正しいんだ」みたいないわゆる洗脳教育だからな。こういう教育は職人が生まれる土壌すらなくなってしまう。達人だってそうだ。洗脳教育からは生まれるわがけない。それこそ北朝鮮を責めることできねぇゾ。案外障害持ってるくらいの子の方が達人だの職人が生まれてるんだぞ。

入門した小学1年生

早くも道場の雰囲気を察して、「やめたい」というようになったらしい。母ちゃんは最初に「やる!」と言った以上、最後までやらせる覚悟であったので連れてきた。無理もない。児童クラブでいじめられている少年だ。でも、こういう子って練習してると熱中しちゃって、結構楽しんじゃってるものなのよ。道場の空気感は普段は感じられるものではないからねぇ。最初は怖いものなのよ。俺も若いころ、それは毎回あったよ。娘の純帆も臨もあったね。始めちゃうとどうってことない。でも、この子、よく見てると組手中、空手の攻防一体の技である交叉法を使ったり、体の使い方をよく知っている。落ち着いてるんだよ。母ちゃんの言う話、右とか左とか言葉を覚えるのは相当遅いとかいうけど、早い所は早い。空手は体で覚えるものだからねぇ。身に着けるのは早いんじゃないかな。まぁ、精神面が落ち着いてきたときには相当強くなってるだろうよ。

f:id:junwakai:20170912122826j:plain

 

お客に媚びるな!

自己主張の自由というか、今は誰でも主張できる時代だ。だから消費者が強くなってきて、企業が弱腰になる。だけどね、どこまでもお客側に従いすぎでは企業そのものもダメになる。道場にも以前、20代のおねぇちゃんが道場に入門を考えていて、その子の話、「白帯が一番偉いんじゃないですか?」というんだよ。その時は意味が分からなくてね。だけど、道場生をお客としてとらえればそうなるよな。確かに黒帯くらいになれば、さらに頭を下げるくらいじゃなきゃな。この子は平気で予約をすっぽかしてたね。こっちが注意した瞬間来なくなったけどさ。だけど、タクシー業界での用語でゴミといわれるような人に従いっぱなしではまずいよな。企業にも迷惑な話、道場も同じだよ。言わなきゃならないことは企業にしても道場にしてもあるはずよ。その分売り上げが下がると言いたいんだろうね。でも、そんな企業なら間違いなく質は低下する。売り上げなんかもっともっと下がっちゃうよ。某空手道場なんかも道場生はお客様とばかりに注意一つできない道場もある。そうしたら空手道としての中身を求めるまともな道場生に迷惑がかかる。そうしたらまともな人すら離れていくんだぞ。ゴミならいうこと聞かせるためにいろいろ要求してきて、それがエスカレートすることもある。結局対応できなくなってゴミすら離れていっちゃう。今のプロレスが面白くないのもお客に媚びてるせいだと思う。お客の要求も大切だが、お客が想像もしてなかった事を起こすのも盛り上げる一因になるわけだからな。

座禅会

知人に言われてはっと思ったんだけど、熊田道場で座禅会を月に1回くらいやってみようかってね。以前、大会前になると座禅会をお寺に行ってやっていたもんだ。でもやるなら道場で、禅定持ちは生徒にやらせた方がいいと知人に言われてね。こういうことを父兄が嫌がるわけはねぇもんなぁ。うちの売りになるぜ。なぜなら今の子供は忙しすぎるんだよ。学校が終わって、宿題、習い事、ゲームなどなどやることがいっぱいで落ち着く時間がない。気持を静かにして精神統一できなきゃ、それこそ空手にも影響してくるよ。宿題もはかどるかもしれないしな。ゲームが高得点になるかも。まぁ、それはいいか。