久しぶりに居合を…

久しぶりに真剣を振ってみた。納刀なんかどことなくおぼつかず、うまくいかなくてね。何度も何度も形を繰り返してみた。久しぶりに無心になって刀を振ってたね。気持がいい。そのあとで総合格闘技の練習をするからさ。経験者だから体調だけでなく気持ちもコントロールできるよう準備しておこうと思って居合をやった。たまに振っておく必要があるね。心にぶれ、居着きがあるのがいざスパーリングをやろうという時に体の居着きとなってうまく動けなくなっちゃうから。

ついついもっと目先の練習に走っちゃうんだよね。居合は心から磨かれる。心の体育とはよく言ったものだ。こういうのを大事にしてないと、いざというときに体が動かないとかパニックになったりするんだよ。

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少年部の一人が…

確かに覚えの悪い子だよ。形も一つ覚えるのに苦労したもんよ。しばらくすると少し忘れちゃったりするしさ。でも、頑張ってるよ。この子がね、学校の担任に、覚えが悪いことで障害があるんじゃないかっていわれてるんだよ。確かに弟は自閉症の障害があってね。うちで無償で預かっている。でもね、自分の判断基準で簡単に障害があるんじゃないかっていうのはあまりに暴言。公務員は勝手に自分の判断で障害者扱いしたりするけど、それを言ったら覚え方なんて千差万別だし、障害者と名前がついていても理性がほかの子と比べて発育が遅いだけで、元々人間なんて動物だもん、理性より本能が先に出ていてもおかしくないわけでさ。先日もアスペルガー症候群の子が空手体験に来てね。結局練習はやらなかったけど、冷静に自分なりに観察しているのが分かったよ。父兄はこれだけで感動してたよ。じっくり時間をかけていく必要はあるだろうよ。そういう子にはね。でも、それで勝手に障害者のレッテルをはっちゃうのは公務員の悪い所。「あんたらだって元々は動物。理性なんて後からくっついてきたものにだけ振り回されてる、あんたらの方が障害者なんじゃねぇの?」こういう父兄の感情の言葉を俺はよく聞く。確か運動会に順位をきめなくなったのは差別しちゃいけないからだろ?だったら障害者だなんて差別するなよ。俺なら障害者クラスなんて作る気はないね。一緒に稽古させるよ。やらなくてもいい。見ているだけでも道場の緊張感は違うもんだ。そういうのを感じるだけで成長は違うぞ。現にその弟君はいつも道場に来たがってるよ。

少年よ虎になれカラテ体験会

これは反響はあるね。だけど、いかんせんこれを機に入門となると少ないのが現状だ。どうやら、父兄も遊び感覚で道場で稽古できると思ってるみたいね。逆に道場の緊張感を必要と考えている父兄は入門をよしとするだろう。今回も一人の入門した子がいたが、今まで遊び感覚で空手ができると思っていたみたいだが、それは通じないのが分かってきたみたいで、道場に行くのが億劫になってきたようだ。でも、この緊張感を楽しめるようになればいいわけでね。そうなると空手はめちゃくちゃ楽しい。まぁ、遊び感覚で空手ができると思う父兄と書いたけど、そうではないにせよ、子供の空手は意外にも迫力満点だ。普段見られない姿を目にするから自信を無くしちゃうかもしれない。でもね、うちの生徒だって普通の子供なんだよ。道場を離れればただのあどけない子供だ。空手の演武会でも一般の人は子供が胴着を着てる姿を見て、ちょっと笑いが出るものだが、いざ演武を始めると、シンと静まり返ってしまう。

俺からすれば入門してほしい所だが、これだけはしょうがない。でも、必要としている人は必ずいる。現に去年の体験会で入門した生徒の関しては意味を理解している父兄だし、生徒も今現在、頑張って汗を流している。辞めていった生徒は一人もいない。

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少年部育成クラス

組手の数を増やそうと思って、どんどんやらせている。だけどこれではルールのことを何にも考えずにただやみくもに打ち合う生徒を見るようになった。ここは俺がやって見せるしかないようだ。子供は上手な人を見本にしようとするからな。少年部にも上手な子はいるが、そういう目では見ないのかもしれない。どんどん出てくるなぁ。問題点。これでもかこれでもかってね。でも、これはどんどん解決の方に向かわせるしかないな。生徒にそれではだめだと生徒のせいにするのは簡単だ。いや、生徒を知ろうとしない道場はぶっちゃけ多いだろうな。最近の子供は手がかかるかもしれない。でも、やらなければ子供の将来にかかわるよ。将来がある身だからな。

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プロレス裏話などの本

プロレスばかりじゃねぇな。極真空手も出回ってる。それこそこれが本当の話だと言いつつ、何冊も出回る。そういう本は売れるからだろうね。俺から言わせればプロレスの本に関してはレスラー自身が話したことじゃないのに、本当の事なんてわかるわけないと思ってるよ。レフェリーにしてもプロレスのことをわかってると言うけど、3分の1も分かってないと言うのがレスラーの見解だもん。プロレスは好きだけど、読もうとは思わねぇな。競争と捏造のはざまにある世界。グレーな世界だもん分かるわけもない。ただ、この題目だと売れるってだけでさ。極真空手にしても大山倍達氏という死んだ人のことを言うけれど、死んでるから何とも言えないし、あれだけ大きくなった組織になっちゃえば、ほぼほぼ真実なんてわかりはしない。単にお金のためにやってることは明白だ。そのためなら消費者をどんどん惑わしちゃえだもんな。こうなるとくだらないとしか言いようがないね。実際なら大した話でもねぇことを面白く書いておけるもん。もはや真実なんてつきようがない世界。書いた本人も責任持てねぇンだから、そんなバカげた本なんて出す行為、書いてる本人を軽蔑するよ。

技の攻防を…

これがないと空手は面白くない。ここから教えていく。技が極まれば始めたばかりの人は面白さが増す。昨日の総合格闘技の時間も相手に技をかけさせるように努めた。その点、プロレスなんか自分ばかりが目立てばいいわけじゃないから、同じようなことが要求される。相手は本気だけどさ。これに対してむきにならず相手にもかっこよくを意識してスパーリングする。ついつい俺も熱くなりがちでね。「あ、いけね」と思いつつスパーリング。道場生に技をかける実感を味わわせて興味がわく。これは少年部も同じだろう。でも、少年に同じことは要求できねぇしなぁ。その辺が課題かな。自力整体の中にも何か興味をそそるために技を教えてみたいが、高齢者にそんなわけにはいかねぇもんなぁ。

空手道場の存在意義

俺が若いころはその点、強さばかりが先行していたからね。俺もそれが当たり前と思って頑張っていたよ。ていうかこうなると半分は義務感みてぇなのが出てきちゃうんだよなぁ。尤も俺の周りには空手がつらいとかきついとかいう俺に、頑張ってやれとかいう人はいなかったよ。じゃぁ、辞めればみたいな人ばかりだった。強さばかりを求められなくなった現在だったら存在意義をよく考えた方がいいな。

一般部をみてて思うけど、仕事合間の余暇の為だよな。生活に張りを持たせるために道場が存在する。仕事ずくめじゃ仕事も効率が悪くなっちゃう。仕事一筋なんてかっこいいかもしれないけど、どこかに余暇がないといけない。少年部はちょっと前までは精神面を鍛えてほしいと親が子供を連れてきた。今はそれすらないような気がする。ただ、学校教育もちょっとストレスがかかるよなぁ。子供にさ。俺たちの時代では考えられない事だ。うちの生徒も学校の教師にいじめられてみたり、教師もストレス。いや、教師のストレスが弱い子供にぶつけられちゃってる。公務員はどこからどこまでも管理しようとする傾向があるし、大人に楽な決まり事を作ろうとする。

こう考えたら少年部も道場は癒しの場でなければならない。うちの少年部で今、中学3年の諒馬君はいう。「俺にとって道場は癒し」だって。この子は途中までは昇級していたが、自分から白帯を巻き、少年部と一緒に頑張っているよ。以前の少年部のようにたくましく強く優しくをモットーに育てると言う意義はゼロじゃないにせよ、少年にとっても余暇なんじゃねぇかなぁ。