入門した二人

体験会で空手をやってみて、即入門を決断。やっていたスイミングスクールもスパッと辞めちゃってきた。母ちゃんもスパッとやっちゃうんだよ。次男は喧嘩上等の子。けどその理由は女の子を守るためなんだって。チョットやりすぎちゃうみたいだ。でも礼儀はしっかりしていてね。こういう男って女の子にもてそうだよね。俺は好きだなぁ。組手になったら、「あ、俺防具いらね」だもん。「怪我してもいいのか?」って言ったらすぐつけたけどさ。すぐ道場生ともすぐ仲良くなったしさ、将来楽しみだよ。しかし、ケンカはまずい。とりあえず精神的余裕ができれば、怪我なんかさせなくなるからな。その点厳しくしなきゃならない。長男は逆。ビビりですぐあきらめちゃうらしい。あまりスイミングも乗り気じゃなかったみたい。野生児の弟に追いつかれちゃうんだって。プロレス好き。学校の先生にも居残りさせられて腹筋背筋をさせられるらしい。でも、空手になったら今までにないくらい乗り気でやってた。母ちゃんもびっくりでね。おそらくは競争事が好きじゃないんじゃないかな。大相撲の若乃花も弟貴乃花に気を使っていたから、勝負事は弟に成績は及ばなかった。うちの道場にも時々いるけど、競技よりも人を伸ばす空手をやらせた方がいいタイプかな。腹筋背筋をいちいちやらせる必要なんてないと俺は思うな。俺が勝ち負けがすべてと言い切っちゃうくらいなら入門しなかったと思うもん。

‘少年よ虎になれ!カラテ体験会

先日、初心者クラスで体験した子2名が育成クラスで体験してみたいということで、この2名とちょっと元気な子、計4名が参加。学校でもけんか騒ぎでしょっちゅう親御さんが学校に呼ばれてるらしくてね。でも、道場生の教える事には素直に話を聞くんだよ。4名とも元気が良くてこっちもやりやすかったし、何より面白い奴ばかりで楽しかったよ。初日から組手にも積極的に参加。2名は即入門を決意していたし、他2名も満足した様子。家族と話し合って電話するとのこと。けんか騒ぎするなんて最近のおとなしい子ばかり見てきたからねぇ。気合が入るし、俺も若返りそうだよ。ちょっと生意気な奴がたまに平和な道場を引っ掻き回してもらった方がうれしいね。その方が自然と周りがしっかりするからさ。ただし、道場で暴れるのは結構だが、学校で暴れるほど余裕持たせるような稽古はつけないぞ(笑)。母親もこの力を空手で生かしてほしいと言っていた。プロレスのファンでもあるらしい。藤原組長直伝の技、教えてやるかな(笑)。

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誰でもできる空手

一度、空手は原点を見直した方がいいんだよね。大会に子供を出して、要は勝てばいいんだという考えが蔓延している所がある。これじゃぁ、チンピラやくざ空手だ。純和会では組手の対策に組手をみっちりやらせることはない。一度、形をやらせて、原点に戻らせる。最初はなかなか勝てないが、時間をかけると本当の実力がついてくる。なかなか勝てなくて、辞めてしまったものもいるが、一朝一夕でできるものじゃない。要は勝てばいいなんて考える人間には、誰でもできる空手というとなめてかかるものだが…。こういう人は当たり前のことが出来ない証拠だ。何も最強になる必要なんてない。勝ち負けにこだわる人は最強というものが存在すると思ってるんだろうが。みんなが健康で生活できればいいんじゃねぇかなぁ。生活をよりよくするための空手だ。最強を目指す若い時期があるのは結構だが、これに固執すると、健康どころか人は離れる、精神面も病む。それに空手は格闘技としてみたとき、最強にはなりえない。格闘技として発達してきたボクシング、レスリングには到底かなわないぞ。

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稽古中の胴防具の付け方

胴防具のひもは後ろで結ぶからね。でも、このやり方、いいでしょう?最初はこういう習慣はなかったんだけど、自然とこうなった。この方が早いしな。大会に出ない人は胴防具はつけないことになっているから、そういう人は自然と一番後ろへ行くことになる。助け合い。これが育成クラスはよく見られる光景だ。かえって大人の方がその点冷たいのか、恥ずかしいのか、できないことが多い。稽古中、小さくて慣れない子にはお兄ちゃんおねぇちゃんを必ず付ける。小さい子といえど、育成クラスには緊張感の中稽古しているものだ。その空気を感じ取って、神妙にして動けないでいる子が多い。そうなれば誰かが助けてやらないと怪我につながる。うちの次女の臨は3歳で育成クラス入り。まだおむつは卒業できてないくらいだが。今までにも3歳で育成クラスは前例はないが、本人は少しずつ輪の中に入ってきている。

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正座できない

昨日、NPO法人団体の集まりがあってね。その時、市役所の職員と雑談する機会があって、ある中学校の剣道の授業で、親御さんから、「うちの息子は正座できないから、させないでください」なんてお願いしてきた人がいたらしい。正座できないっていうのはまずいね。確かにうちの道場にもずいぶん前だけどいたね。だけどやらせたよ。最初は大変そうだったけどすぐできるようになったしな。親からやらせるなっていうのは、親の神経を疑うよ。正座っていうのは武道に限らず、正しい座り方だよ。出来るように仕込んで下さいならわかるけどさ。確かに武道の歴史を見ても、正座をして礼をするというのは昔からあったわけではないらしいね。でも、今ではどこも当たり前のようにやってるでしょ。当たり前のことをさせないでいいっていうのは親も何を考えてるのかね。確かに畳生活が少なくなってきたからね。日本人はだから足腰が強かったんだよ。武道だもん、足腰を鍛えるのには必要なことだよ。今の若者は身長ばかりひょろっとしていて足は細いんだよな。あれは正座の習慣がないからじゃないかなぁ。小学校中学校時代には、授業態度が悪いってよく教室の端っこで座らされたなぁ。

北朝鮮のミサイル発射

ホントにバカだねぇ。ああいうことをすれば相手にしてくれると思ってるのかね。ただね、アメリカ大統領のトランプ氏はちょっと気性が激しいからねぇ。経済制裁とか戦争は反対だよ。アントニオ猪木が言うんだけど、食料がないんだから支援してやれよ。そこで説得を試みる。説得なしに支援すればただのお人よしだからな。国をつぶすことで解決にはならんだろう。むしろ北朝鮮が心を開いてくれて、仲良くなった方が解決というべきじゃないかな。武道的発想をすればアントニオ猪木氏に賛成だね。猪木の師、力道山は日本と祖国朝鮮の国交を願っていたんだ。今、力道山がこの状況を見たら泣くぞ。アントニオ猪木北朝鮮へ行けば英雄らしいからな。日本政府も猪木に説得してくれるよう頼んでみてくれないかなぁ。実際どこかの国の人質解放とかやってるだろう。あれは日本政府に断らずやっちゃったらしいけどさ。

人を打つことを何とも思わない?

「組手を続けてると、人を打つことを何とも思わなくなるんでしょう?」なんて質問してくる人がいた。もしそれがあってるなら青少年健全育成にはならねぇな。むしろ、暴力少年養成所ってか。これにはちょっと腹が立ったね。尤もこの人、人の話など聞く耳持たないから答えもしなかったが。実際、手加減は覚えるし、けが人も出てない。俺なんか表面しか当てないぞ。若手のパリパリ相手でもな。簡単に倒れちゃうからかわいそうになってくるもんよ。ずっと人を打ってきたから、俺なんか人間じゃねぇのかな。こういう質問する人に限って、言葉が暴力的だったりするんだよなぁ。組手と喧嘩は違う。喧嘩と暴力も違うと思ってるよ。でも、こういう人にとっては全部一緒なんだろうね。表面上の幸せだけを求めてればこうなるだろうな。実際さびしいから言葉が暴力的になるのかもしれない。北朝鮮と同じ、誰にも相手にされないからさ。

この質問をした人の娘と、その子二人は初心者クラスで頑張っている。この質問者、小さいから空手なんてまだ早いなんて言ってたけど、最近は子供も伸びてきている。早くもないんだよ。表面で物事を判断してないで、本質をもっと見てほしいねぇ。