子供の体力低下

今日、長女の学校での球技大会があってね、それを見に行ってきた。ドッヂボールだけど、みんなしょんべんボールしか投げられねぇンだよ。おまけにボールもまともに捕れない。へっぴり腰だもん。ゲームの影響かねぇ。俺が小学校の頃だったら夜暗くなっても外で遊んでたからね。ドッヂボールにしてももっと速球を投げてたはずだよ。ましてやしょんべんみたいなボールは捕らずに見逃してたしな。明らかに体を動かせてないんだよ。いつも道場の子しか見てなかったけど、もう少しまともな動きをするぞ。言っておくけど、本格的な空手にはずば抜けた体力なんかいらないんだよ。少なくとも昭和に生きてた人だったら、技さえ覚えれば十分空手としな成り立つよ。今の子ではおそらくはそこそこの体力から身に着けなければならないね。尤も今の子は正座が出来ないとか学校から家まで帰る体力がないとか俺たちの年代の常識では考えられない事態だもん。当然精神面ももろいよな。昨日、トラックでの配送の見習いで仕事をしてきたんだよ。「最初は見ていてください」とは言われてたけどさ、やる気はあるわけだし、早くひとりでできる様にしたいから運転手に頼んで、荷卸とかなるべく俺にやらせてくれって頼んだよ。そうしたら「熊田さん、すごいっすね。今の若いのは見てるだけで自分からなんて絶対やらないっすよ」なんて言われたけどさ。ていうか若いのと比べてもらいたくなんかないけどさ、俺は頭は悪いんだ。身体で覚えた方がいいと思っただけだよ。社長にメモの準備をしてくださいと言われたけど、メモなんてしなかったな。空手も頭で覚えないで身体で覚えるもんだ。