空手の研究が進む

研究している点は力の抜き方。姿勢も含むんだけどさ。純和会にある形は主に実戦的に応用しやすい形だけだが、特にナイハンチの形は研究が進んでいる。研究していると面白いことに気が付くんだよ。形を創作した先人たちが実戦的な意味合いを持たせるために初段から三段まで作ってあることを。純和会の体捌きの形は清心流というより、神道自然流、それも現代のではないものだが、これも徐々に二段、三段と実戦に近い動きをやりやすくできるようにするために創作してある。俺も新垣清先生の沖縄空手を勉強しているが、新垣先生のはナイハンチ初段の形の時点で三段でやる動きをしているところが違いか。素人さんにこんなことを言っても理解不能だろうけどさ。これから空手をやる人に合わせて言うなら、純和会の空手は伝統的な先人たちが作り上げてきた知恵を追求しているんだよ。現代カラテは表面的な事だけで、先人の知恵を感じることができないものが多い。芦原空手も俺は好きなカラテだが、あくまで現代カラテだといえる。そういった先人が作り上げた知恵を現在の格闘技や空手の試合に生かしてもいいんじゃないかと思っている。これとカイロプラクティックオステオパシー治療の基本原則をもとに自分の身体の痛みを自分で治す自力整体を作ったんだけどな。俺は現代カラテを批判なんかしねぇよ。ただ伝統空手の知恵を現代カラテや治療に生かした方が効率的で上達も早いと考えている。