空手命

俺にとって空手は居合も含まれるが、ここでは空手としておこう。俺の出来ることは治療もできておまけに二種免許も持ってるからね。タクシーもできる。けど俺にとっては空手が命だからね。治療もタクシーも俺からとっても空手は残る。けど、俺から空手を取ったら何も残らないよ。こう言っても理解できない人っているんだけどな。空手は趣味だろうとか言ってさ。趣味イコール遊びなのか?これは俺の親父も同じことを言う。理解できないんだろうが、理解できない奴はここからすぐ立ち去ってほしいね。俺は空手で体を壊しもしたし、空手で体を回復もさせた。こうなっては俺にとって空手は人生だからな。治療もできるが、あくまで空手家として治療しているだけだ。治療の勉強は確かに空手とは関係ない所で勉強したけどな。俺にとっては空手はそんな甘いもんではない。確かに稼ぎは悪いけどさ。いつか稼げるようにしてやるよ。そういう思いで空手をやっている。ただし、てっとり早さを求めたりはしない。コツコツやるよ。過去にいろいろあることないことは言われたよ。でも、それは俺のやることは到底理解できない人間もいるととらえるだけで、俺には関係ない。俺のやることは誰にも邪魔はさせない。確かに人の言う事をはいはい言いながらやってきたわけじゃねえからな。イエスマンではないからさ。だから俺は古い人間からすれば嫌われてもおかしくはないよ。俺は人のカラーに染められることはとにかく嫌うから。黒帯の黒はどんな色にも染まらない、自分を貫く色だからさ。人に自分のカラーを押し付けることも嫌だね。