夢中

昨日は一日中タクシー乗務だった。昼間なんか完全に仕事に夢中になっていた。空手の練習でも同じだけどな。夢中になれない人はかわいそうだね。自分が常に平常心でいるように見せたいだけのようにも見えるね。アントニオ猪木の言う「バカになれ」とはそういう意味だと思う。でも、昨日は夜は頭が痛くなってきて、途中、何度も終わろうかと思ったもんだ。いつまでも集中できるわけじゃないからな。無心ともいうけど、なろうと思ってできるもんじゃないよな。でも、本当は誰でもできるものなんだよね。無の境地なんて難しそうな言い方するから悪いんだよ。難行、荒行の末にできるもんだとかいう人がいるけど、いつの間にかそうなってしまうものだ。邪念雑念を振り払えとかいう人もいるけど、これも間違い。邪念とかはあくまで副産物で、それにとらわれなきゃいいだけだ。それを振り払おうと思ったら、その行為が邪念雑念だ。とらわれちゃってるんだもん。俺なんかすぐ夢中になってしまうよ。単純だからというやつもいるけど、それで結構だ。親父はそういってバカにしてたけど、自分が夢中になる事をプライド上できない言い訳としか考えてないよ。そういう人に限って人のやることを「俺だってできる」とか「そんなの簡単だ」とか言って行動に移せないんだよな。でも夢中になれる人は幸せだよ。なれない人が哀れだ。最近の若者はその点現実的すぎるのか、夢中になれてないような気がする。タクシー乗務員にも最近は女性や若い人がいるけど、主婦はその点すごいよな。ガンガン稼いでくる。裕子なんか月曜は猪苗代湖まで実車したし、昨日は白河まで実車してる。料金的には両方1万は超える。俺はそんなに当たらねぇなぁ。若い人ももうちょっと貪欲であってほしいねぇ。がむしゃらなんて言葉が似合わない若者じゃそれこそカッコ悪くねぇか?現実はよく見てるかもしれないけどさ。