カールゴッチ氏の言うとおり

若者は練習すべきだが、歳を取ったら練習しなければならない。プロレスの神様カールゴッチ氏は言っていたが、俺自身30年以上空手をやってきて、つくづくそう思うことがある。何故かと言われてもわかんねぇンだよ。今は人に指導する立場だからさ、人よりも常に前にいなきゃいけないわけだから常々練習するし、練習しないと身体の調子も悪くなる。そうせざるを得ない状況になる。カールゴッチも同じ状況だったのかなぁ。でも試合に出るわけでもない68歳の時点でスクワットを2000回もこなす必要があったのか?若手レスラーに練習に行くのが嫌だと思わされるくらいの練習を一緒にやっていたというんだからすごい人だなぁと思う。俺も最近は正月で体重が増えちゃったから走るようにしているよ。俺はもっぱら一人で稽古するときは形をこなすだけだ。これだけで格闘技に生きる。格闘技をやってもまだまだ負けない自分がいることにびっくりするときはある。ずっと続けてきてよかったと思うし、これからもそれは変わらないだろう。ただただ練習を楽しむだけで充分だ。カッコつけか何かは知らぬが、組織作りもいちいち気にしない。新興宗教の教祖様みてぇになる必要なんてない。人集めばかり意識しちゃってる人もいるが、自分が練習を楽しめてなかったら、せっかく集めた人も離れていくんだぞ。弟子もおかしな方向に走ってしまう事もある。カールゴッチのようになりたいね。生涯プロレスの為に生き、強いレスラーを育てた。空手で同じく俺はやっていくつもりだ。