山田英司氏の著書

合気道と中国拳法はなぜ強いのかという著書を読んだ。山田英司氏とは格闘技雑誌の編集長だったな、確か。読んでいて確かに的を得ているとは思ったよ。でも、この人の文面、このまま解釈すれば自分の入ってくる情報がすべてと考えているのか、それならばある意味世間知らずという印象を得たね。確かに間違ってないよ。この人の考えは。でも、攻脈線なんて言葉は知らなかったけど、俺だってこの線に関しては知ってたぞ。柳川昌弘先生の正中線を二度外せとはこの攻脈線を指すんだよ。この山田氏、これを知っているのは自分だけなんて言い方をしてたけどな。もう一つ、空手は格闘技の道を歩んでいるゆえ、本格武術の技法は倉本成春氏だけだと言いきってるけど、沖縄の空手についてはどう説明してくれるのかねぇ。沖縄空手ではないが、和道流空手の宗家を訪ねてみなさい。本格武術の技法が盛りだくさんだよ。芦原空手も見直さなければいけないよ。格闘技雑誌の編集長やってるんだろう?それこそ、俺より本格達人の存在の有無は知ってなきゃいけないんじゃねぇのか?自分だけだの唯一だのそのセリフは抑えて書くべきだったんじゃねぇのか?ましてや本にしちまってる以上は責任あるぞ。世間知らずと言われてもしょうがないのではないのかねぇ。この著者にはちょっとガッカリしたね。