実家の物置で…

探し物をしていて見つけたんだけどね。清心流郡山支部時代にもらった免状とか、功労賞。清心流を離れた身でいつまでもその免状にしがみつく理由はないという事で、うちに飾ってたのを全部はがしちゃってそのままどこかにやっちゃってたんだよ。思い出すと懐かしいね。全て娘が生まれる前のものだからさ。清心流に幻滅して辞めたけど、今となっては別に何とも思ってない。感情的になりがちだった時もあったが、今では笑っていられるよ。俺は大会とかで活躍はしてないんだよ。むしろ反則負けになっちゃうくらいだからさ(笑)。でも、清心流には今考えてみると尽力したものだ。親方の右腕的な存在だった。純和会は清心流の技術影響は大きい。若いころ所属していた無門会の考えは影響しているというより基本だが、そこに清心流の技術で今の純和会は成り立っている。といっても清心流にはそれを根本原則にのっとって指導できる人はすでにいなかった。形を黙々とこなすことで自分で作っていくしか方法がなかったからな。その双方の流派、会派の所属を離れて独立する羽目になったのは、そこから違う道に走り出したのは俺にとってはショックで離れるしか道がなかったんだけどね。俺はあくまで武道としての空手を追求したかっただけだ。その後、清心流は分裂してしまった。問題が大きくなる前に辞めることができたからまだいいのかもしれない。こういう騒動に迷惑をこうむるのは紛れもなく道場生だからな。このしまってあった免状や功労賞。たかが紙切れなんだけどなぁ。見てると当時のことをよく思い出すねぇ。