昨日の少年部で…

5年生の光君が学校の陸上の練習で足を痛め、引きずってたんだって。空手練習できるか心配だったらしいけど、とにかく道場へ行って練習。俺は何も知らなかったんだよ。終わってから母ちゃんが話してきてね。足の関節を診てみたらひねった跡があった。調整して、「どうだ。立ってみろ」立ってみたら全然痛みがなくなってね。母ちゃんが呆気にとられちゃってね。さっきまで足を引きずってたのに、あっさりと治ったからね。でも、俺にとっては当たり前の光景だ。まぁ、今日までは走ったりするのはやめた方がいいとは言った。光君は素直だから、それは守るだろうから、すぐよくなるだろう。中には治ったと安心して走り回ってなかなか治らない子もいる。道場生は無料で診察を受けられる。それがうちの売りだ。言っておくけど、道場で怪我をするなんてことはまずない。空手だから怪我をするイメージがあるが、せいぜい手足にあざを作る程度だ。いまどきの道場ではありえない。いや、道場で怪我があってはいけないのだ。一般部も同じだ。ただ、少年部が怪我をするのは学校帰りか、遊んでる時が多い。道場では細心の注意を払う。