組討ち グラップリング

組んでの戦い。空手にもあるが、それを専門でやってるわけじゃない。うちの道場の一般部はほぼほぼ総合格闘技をやっている。だからこそ組討ちは外せないが、これを伸ばしていこうと考えたら何が大切かを考えていた。先月、藤原組長の関節技セミナーに参加し、弟子の石川雄規さんにお手合わせを願い、快く引き受けてくださり、コテンパンにされたよ。とにかく捕えたという感覚がまったく感じない。尤も俺が捉えられる分けないんだけどさ。動画を何度も何度も観た。感じたのがいつも居着かずに動いてるんだよ。それも寝た状態でね。空手の動きは無駄のない居着かぬ足さばきが命だ。それが空手では最近は失われつつあるが、純和会ではそれを大切に保存している。それが寝た状態であっさりやってのけるんだもん。それも相手は息切れした様子なんか全然ない。そう、基本で練習する「エビ」だ。バカにしているつもりもないが、あまりうちの道場でもやってない。これからはやるようにしなければな。総合格闘技に限らず、格闘技をやって強い人は一様に何でもできている。日本人の練習は空手なら空手、柔道なら柔道とその中でしか練習しようとしない。例外はパラエストラ中井祐樹さんくらいじゃないだろうか。ロシア格闘技なんか格闘技という枠で練習していて、もし柔道の試合に出ようというなら、そのルールを考慮して動くことを考える。柔道しか知らない選手はそれ以外の技が出てこようものなら、あっという間にその餌食だ。うちにもボクシング経験者がいるが、この技術は捨てずに使うようにさせているよ。この組討ちの基本の「エビ」も習得しなければと思う。

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