成長してきているふうが君

最近は少年部のみんなに対して指導できるようになった。俺は指導しろとは言っていない。それも、俺が見てなかったところとか、言わなかった部分をちゃんと指摘できるようになっている。うちの道場で選抜クラスの参加していて、技術は確かだ。だが、身長が低い。それがなければ大会で成績を残すことが出来たはずだが、そこは神様はふうが君に試練を与えたんだな。最近は防具の組手をやらない。フルコンタクトルールでやっている。俺の長女の純帆が大会に出ないという話を聞いてからだ。大会に出なくても自分は自分だと気が付いたのかもしれない。大会に出ても成績を残せないから空手家としてだめなのではない。空手は大会がすべてじゃないからな。俺なんか若いころは反則負けだったからな。空手の枠の収まらず、一発いいのをもらうと追いかけてたりしてたしな。それでよく師範になれたもんだよ。でも、コツコツやってきたものはある。それがはな開くのに時間がかかった。今ではコツコツやってきたせいか、こっちの何気ない行動が他人にビックリされることがよくある。力なんか入れてないのに「すごい力だ」とかね。