少年部育成クラス

颯大君に腰の使い方、移動の仕方を教えた。まだ、今一つなところもあるが、ちょっと分かってきたようだ。それでピンアン初段、弐段を黙々と練習していた。響君は面白い子ですぐあわてちゃうんだよ。それで形を知っていても俺が教えてると緊張からかところどころすぐ抜けるところがある。でも素直だ。家でもっと練習しなきゃと言っていた。龍生君はあいかわらず淡々とこなすね。変に力が入ってる事もないから、動きは抜群だ。組手も相手に逆らわずにこなす。大会には向いてないかもしれないが、龍生君と組手をやると伸びるかもしれない。陰で支える役かもな。光君はちょっと諦め癖がある。できないとね。やってるとできるようになるもんだから焦ることはない。うちの長女と次女は光に面倒見てもらっているよ。グローブをつけるときなんか特にさ。力があっていいんだよ。喧嘩もすごいんだからさ、とにかくかかって行ってほしいね。

俺、指導してて思ったけど、ピンアン弐段は初段と比べても簡単だ。松濤館では平安と呼ぶが、弐段が初段なんだよな。でも、空手の基本を覚えやすいのはやっぱり初段だ。反対にする必要はないっていうことだ。船越儀珍が反対にしてそうだが、その後の経験初段は初段のままでよかったんだと、そう思ったそうだ。俺も同感だった。