昨日の稽古中

昨日の少年部の稽古中、新道場の貸主(大家さん)が稽古を見に来た。道路っ傍に道場があるため、電気がついてて稽古しているのが分かるので見に来たという。彼女の考え方は自分が使わないものでも他の人なら有効活用できるかもしれないという考え方だ。物を大事にするいい方法だ。本人もまさかこんなに道場っぽくできるとは思ってもみなかったようで誇らしげだった。建物自体が古いから壊そうとも考えたが、壊すのもお金がかかるので見合わせてたらしい。何年道場として使えるかはわからないが、大事に使おうと思っている。二間あるので一つは武道系、もう一つは格闘技ジム系の道場と分けて使っている。最初、俺がまだ若かったころだが、近所の子供に空手を教えてほしいと頼まれ、道場を持つ身分でもないと考えていたから、クラブ(愛好会)くらいのつもりで教え始まった。大会にも出場させてなかったころで、道場らしいところなんかなかったから、親戚の農業の作業場を借りてのスタートだった。床なんかないから靴を履いての練習。冬はもろ寒さがしみる。ネコみてぇにでかいネズミがうろつててたりする。いや、大げさじゃないぞ。看板も出さなかったから生徒はすべて口コミのみ。友人にバカにされながらやってたなぁ。今では友人の一部がこの変わりようが気に食わないのか、うらやましいのかわからないが、短期間で柔道初段を取って、空手には負けないとか何とか言っている人間がいるが…。全然かまわないようにしている。負けたくないなら自分で柔道を教えるなりすればいいことで、段を取ったことで練習もやらなくなった人は武道家とは見ていない。俺は新道場で練習しっかりやるぜ。といっても道場で無理しすぎて腰が痛くなっちゃったが。今年は無理しないようにと思ってたが、このバカな性格は治らない。