新道場

今日が初めて道場生が新道場を使う日だ。狭いようで広い、広いようで狭い感じだったなぁ。初めて見た父兄は「うわ、道場っぽい!」が第一声だったな。昨日まで道場にマットを敷くことは考えてなかったんだが、俺の親父が古いマットを持ってきてくれたので、急きょ、足りない分のマットを敷くことになった。でもよかったよ。マットがないと足はめちゃくちゃ冷たい。コンクリートだからな。稽古していれば忘れると考えていたけど、いまどき風に考えることにした。やってみて、なんとなく場所になれなくて、組手が今一つだった生徒もいたが、やりやすいという生徒もいた。今までは床は板張りだったから、つま先で踏ん張っても悠々と動けるものだが、マットだとすべるみたいね。俺も最初はすべることに違和感を感じた。でも、本当の空手はつま先で踏ん張ることはない。現代剣道なんかモロ、つま先だけど、宮本武蔵はかかとに重心を掛けると言っていた。石ころが転がっているかもしれないんだもん。でも、そうすると滑らないんだよ。動きにも無駄がなくなるしさ。マットを敷いたことによって動きが悪くなった人には最初は大変だけど、慣れればかえっていい動きが見込まれる。まぁ、小さい子で寒いなんて言っていた子がいた。始まる前だったけどさ。それは今までが良すぎだね。道場なんてもともと快適さを求める場所じゃないからさ。たいていの道場は常設道場が持てないんだからさ。公共施設を借りてやってるんだもん。そうしたら暖房設備はゼロだ。うちと比べたら半端ない寒さだ。ぜいたくは言えない。言っちゃいけねょな。

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