相手の心を開くには・・・

ずばり、自分が変わるしかない。例にとってみようか。北朝鮮の理不尽な行動に対して、経済制裁を考えるのが一般だけど、アントニオ猪木は逆に支援してやるべきだという。そこで説得してみるんだという。猪木は関節技を掛けられそうになったら、無理にあらがうのではなく、逆に手足を差し出してやるらしい。痛いけど極まらないんだってね。空手の組手も俺は同じだ。相手が前に動くと同時に後ろへ退く。相手は攻撃できない。人とのやり取りも同じだ。俺は以前運転代行の仕事をやったことがある。たまに当たる相方が無愛想できついことを言う。若いんだけどね。みんなにも嫌われてたんだよ。でもね、飲み会の席で嘘かもしれないけどほめた。酒も入ってるから俺も明るくしゃべれる。相手も酒が入ってるし、褒められればうれしい。ついでに女作れよって言ってやってね。次の日には対応が変わり、上司がおかげで目が覚めたみたいだよって俺に話してくれた。相手の力に対し、更に大きい力で苦しめようとするのではなく、相手も困ってるんだろうと、相手に活路を見出させる。うちに来る患者さんにも無愛想な女性がいたけど、終始ニコニコして「大変だったね」と言ってやったら、少し安心した顔をした。これができないからいじめがエスカレートしちゃうんだよな。小中学生には難しい話だが、大人ならこれは出来なきゃいけないと思うよ。