二本松のスタジオでの初指導

小さいスポーツクラブでの指導だ。それこそ一人でも来ればいいかなと思ってたよ。3人の参加者があった。女性2人と男性1人だ。そのうちの女性一人が「どんなことをやるんですか?」と聞いてきてね。「ハードなことはやりません。年配の方でもできる内容ですから」と答えた。結局空手だからな。格闘技と勘違いしちゃってる人が多いのも無理ないからね。不安は当然だろう。いざ練習。時間が須賀川の60分と違って45分だからちょっと短くてね。後半形をやるにも時間がないからあまりできなくてね。反復練習するには時間がないかなぁ。女性の一人はもっとやりたそうな感じだった。かといって形の為に他のメニューを削るわけにもいかないからなぁ。それにしてもホットヨガのスタジオだから暑い。ただいるだけで汗をかく。エアコンは消したが、床暖房のスイッチは入ったままだからな。この中で練習が始まる前に自分の練習をやっていたが、その時点で汗が半端ない。常にドアを開けて換気しておいたよ。店長もどうやら20代。いろいろ資格を持ってるみたいだね。そういえば俺も駆け出しのころは資格をいっぱいとったもんだ。邪魔になる事はないけどな。今の俺には最低限あればいい感じで、そんなに資格を取る必要があったかどうかは別問題だなぁ。世の中が分かってくると要らなくもなってきたよ。スポーツクラブ自体も始まったばかりみたいだね。これからってとこか。

少年部の父兄に話を聞いた

最近入門した子の母親の話だ。空手をやっていることをとにかく学校で行ってまわってるらしい。興味ある子は「どこでやってるの?」とか聞いてくるからね。俺にとってもいい宣伝になるからいいね。「空手道場って怖くない?」と聞かれることもあるらしいが、「うちのママの方が怖いよ」と言ってるらしい(笑)。それは分かってねぇな。俺、その子に怒った事ねぇし、怖い所なんてそんなに見せるわけでもないからな。むしろ冗談言って和ませるけどな。母親の話では子供が空手をやりたいと言うので、近所の空手道場を検索していて、俺のブログを観て電話したらしいけどね。知識がないから形とか組手とか書かれても分からなかったそうだ。少年部の練習を観ているうちに分かってきたみたいだけどさ。そうなんだよなぁ。俺も気にならなかったわけじゃないけどさ。かといって組手とかスパーリングを戦いって書くか?そりゃぁおおげさだぞ。形、う~ん、踊りか。踊りじゃないからなぁ。踊りの方に失礼だよなぁ。その点は考えて書くようにするか。いざ、少年部の稽古を観て、同じ少年部の上の子が事細かく教えてくれてる姿を観て安心したそうだ。この子、体験の時にお腹に蹴りが当たって痛かったそうだ。「ぼく2年生になってからやろうかなぁ」なんて言うもんだから、母親が「1年も2年も始めは慣れないもんなんだから、始めちゃいなさい」と言って入門を決意させたそうだ。観ていてまだ緊張感は分からなそうだけどな。一生懸命練習しているよ。楽しそうだ。

少年部育成クラス

今まで女子は自己流というか、自分の感情の赴くままに勝手な組手をしていた。まだ一人いるけどさ。でも女子はそれだけじゃなかったな。自分で考えて動いているのが分かる。うちの長女も自分で考えた動きが出ていた。まさかと思ったね。そこんとこ男子はないんだなぁ。さらに自分で考えて行動する。女子の中で捌き(純和会では合わせという)を使ってる子がいたよ。大事なんだけどなぁ。自己流では限界あるよ。俺だって今は自分の流儀だけどさ。それまではいろいろ勉強したし、今だって他の流派から学ぶことだってあるよ。自分なりに解釈できるけどさ。感情の赴くままではいつまでも進歩ない。ケンカじゃねぇか。と言っても俺にも人のこと言えたガラじゃねぇけどさ。高校時代に出た寸止めの大会では2発ばかりいいのをもらって逆上してな。反則負けになっちゃったよ。無門会の夏合宿中も突きをもらってて、「この野郎!」とばかりに追い掛け回してやったこともあるな。いまでも、油断してやられることあるよ。そこでスイッチが入っちゃって、秒殺しちゃったりするんだから進歩のねぇ奴だよな。技術的には変わったね。スイッチは入るけど、逆上はしないな。オット、言い訳か。男子でも今回伸びてきた子がいたな。伸びる子は素直だよ。難しく考える必要もない。俺が若いころは自分で考えて動くのが当たり前でな。分かりやすいようになんて配慮はなかったよ。でも自分で解けたときはうれしかったね。純和会の基本は初心者にも分かりやすいようにしてあるからな。うちの次女もやる気満々だよ。まだ技術っていう段階じゃないけど、突っ走っていくからな。やっぱり指導法を変えてみたのは正解だった。これでいいってわけじゃないけどさ。これからもまた指導法を変えることはあるだろうよ。

ゴッチ式トレーニング

総合格闘技クラスでは必ず行う。それも形とか組手などが終わってから最後に行う。だからきつい。道場生もすでにヘトヘトだから、スクワットや腕立てすらこなせなくなることがある。こういう時の練習だから、筋力というより火事場力がついてくるよ。体力の限界に来た時、気力を振り絞って力を出していくからね。その点三瓶さんは火事場力が出てこれが続いたから、通常の力が増してきたような気がする。俺か?正直、疲れなければいくらでもこなせる感じだな。こなせないってことはないもんなぁ。それだけ体力があるのかどうかは分からない。けど、20代の若いのがことごとく去っていくところを見ると、火事場力からくるものなのかなぁ。火事場力。必死の力だな。筋力を超えたパワーだ。これがいつも出てると、通常の力に変わると聞く。土壇場に追い込まれたときにこの力が出るわけだが、でない人もいるみたいだね。限界まで追い込むような練習になっちゃうんだから若いのは嫌がるよなぁ。俺は若いころは今の道場では信じられないくらい怖い目にも遭ったし、追い込まれもしたからな。この辺は今はその人の様子を見て、トレーニング量を調節してるよ。でも、限界点に達してないトレーニングではだめだ。やる意味がない。

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総合格闘技クラス

昨日は三瓶さんと練習だ。組討ちで俺、つい不覚を取ってしまった。いつもやってる技だから極まるわけもないのに、足首を取りに行ってね。チョークスリーパーをかけられた。あえなくギブアップ。つい軽く考えちゃったね。攻防連鎖のような練習があるんだけど、そのつもりで軽い気持ちでやったのが敗因だ。その後はスイッチが入っちゃって秒殺してやったけどな(笑)。でも、道場生相手にスイッチが入っちゃうのはよくねぇな。大人げないよな。スイッチが入った後、変形のヒールホールドを出したんだけど、極まると思ってなかったけど極まってね。おかげで自分のオリジナルが出来たよ。なんかうれしかったね。その後三瓶さんにもかけさせたけど、間違いなく極まることを確認した。

ところで純和会に総合格闘技クラスがある理由を書いておくね。無門会は禁じ手が少なくて、道場で試合形式でやると上の人たちはともかく、熱くなって揉み合いになるんだよ。だから組討ちの練習なんか特別やらなくても自然と身についてくる。関節技の練習も特別しないけど、かけ方の基本は空手をやってる人ならいつの間にか覚えちゃうもんだからね。でもこの頃の俺は揉み合いが嫌いでね。スマートじゃないってだけの理由だし、組手事体強くなかったからさ。空手をやらず、ケンカになると負けなかったけどさ(笑)。後にテレビで総合格闘技が放送されたが、俺は正直、「今更こんなのが出てきたのか」って感じで新鮮さなんかなかったな。こうなったら無門会の試合も一撃必殺の思想が影をひそめてきた。後々、俺が独立した頃になって組討ちもやるようになってたんだけど、その時ふと気が付いてね。総合格闘技にすれば空手だけじゃなく、格闘技をやりたい人も道場入門しやすい。柔道経験者が空手をやるってことはあまりないけど、柔道経験者がうちの道場に入門することも全く初めてじゃないところから始められるしな。この抱き合わせの考えは経営上役立つよ。需要が増えるんだ。

 

自分で自分を律するのが武道

今日は昼には教育委員会へ行って、学校に配布するチラシを置きに行かなきゃならない。前に「後程チラシを持ってきます」と言っておいたんだけどね。さっき電話でアポ取った時、「前に言ったチラシをそちらに持っていきます」と言ってるのにもかかわらず、「申請用紙をお渡しすればよろしいんでしょうか?」なんて頓珍漢なことを言うんだよ。あれだけ仕事中ボケてて給料もらえるなんて楽でいいなぁと思うけどな。こっちからすれば当然カチンとくるよ。ただ、あの人たちは基本的に自分の個性は殺さなきゃいけない。みんなと足並みそろえていく。俺にはできないけど。だから俺が独立するとき、公務員だった親父は俺のやることが理解できなかったんだよ。「何でみんなと同じことをやらねぇンだ?」「自分のやってること恥ずかしいと思わねぇのか?」だからな。親父は退職して今まで規則に縛られていたものが一気にはじけて我が物顔で人に迷惑をかけるようになった。その点武道に規則はない。ただ、自分で自分の欲を抑制していく。公務員みてぇに一気に欲を捨てさせるようなことは自分ではできない分、無理がない。誰かに縛られるわけでもないから、解き放たれて我が物顔になるってこともない。ただ、少年部に関していえば、自分から律するなんてことはできねぇからな。こういうもんだと教えていかなきゃならないから、道場を離れると突っ走っちゃう子もいるね。うちの長女も道場では油断しないものがはじけちゃって、注意力散漫になっちゃうところもある。慣れてくると自分からできる様になる。公務員に不祥事が相次ぐのは自分というものを捨てていって、人格を簡単に否定されてしまうからね。その代わりに地位とか役職がついて生活が保障されるんだ。そこから離れると前についてた役職のおいしい所だけ残してやりたい放題やろうとしちゃう。いい歳して何やってんだと思っちゃうけどな。かわいそうな仕事だよ。考えてみればね。昔は公務員だとか社長とか医者とか人を上から見降ろすような人が道場に来て練習していたんだよ。どうすれば人をコントロールできるかを悩んでいたんだね。それにはまずは自分をコントロールしていく必要があるからな。だから一般部では自分から率先して練習するんだよ。自分がふんぞり返ってたら大人なんか誰も練習しねぇゾ。

俺には練習は…

武道としての空手稽古が一番体にいい。格闘技は楽しいけど、フラフラになっちゃうよ。心臓破りのトレーニングもついて回るしな。あと2年で50だもん。組手だって打撃をガチでやるのはもう億劫だしな。本格武道は無理がないからね。地球の引力に逆らうような動きがないから、歳をとって体力が落ちてきてもまだできる。ていうか歳をとった方が強くなるからな。一般武道クラス。この練習でなんとか格闘技でも指導でもやっていけるんだ。でも、武道クラスが終わった次の日は朝、なかなか起きれないんだよ。指導が何部もあるからな。武道クラスじゃなくて格闘技だったら、朝なんか寝坊しちゃうぞ。でもストレスがねぇから良いよ。来週からは二本松にもいかなきゃならないから大変だな。月曜は二本松と少年部。火曜は二本松と総合格闘技が入るかもしれない。水曜は須賀川、選抜クラス、少年部、一般武道クラス、木曜は須賀川、金曜は総合格闘技、土曜は須賀川と少年部、一般武道クラス。練習ばかりだな。武道の動きで体の調整。これがないとやっていけないよ。でもなんだかんだ疲れはたまってくるね。でも寝付くのが早いんだよ。おそらく布団に入って1分もしないうちに眠っちゃうんじゃねぇかな。