体力の限界
若さが消えると当時に、組手で今まで難なく勝てていた相手にもボコボコにされちゃう。稽古にもついていけなくなって、空手をやめちゃう。またはそこから後進の指導にあたる。口だけで。こういう道場は多いね。若いころ在籍していた無門会も結局は年輩の人は離れていっちゃってたね。３６歳くらいだったかな。高校生に何にも出来なくなってね。観ていた道場生はさびしかったって言ってた。でもね、空手には体力を使わずとも技としての効果を出す動きがある。純和会の形はそんな動きだ。一般の大会で見られる形とは見た目ではわからないが違う。だから、体力の限界が来て諦める必要はない。むしろそこからがスタートだ。ていうか、一流アスリートならそんな武道の動きも研究されている。なければそこまで到達できない世界だからだ。尤も達人と言われる人は高齢者には若い人を寄せ付けない強さがある。現実に今でもそんな方がいるじゃないか。諦める必要なんか全然ない。道場自体が若さあっての道場でしかないなら、変えた方がいいが。俺はそこからはほぼ独学だ。周りにはそういう空手を教えてくれる人はいなかったからね。清心流の形を研究して、体力を最小に抑えながら動けるようになった。その点、居合は相対的な強さは関係ないから、精神面から変わる。居合があったから今でも若い人には負けなくなったと言っても過言ではない。それがいわゆる脱力法だ。プロレスの神様カールゴッチの筋トレは突き詰めていくと、脱力法に通じる。疲れてどうしようもないとき、いかに最小の体力で動くかが意識せずともできるようになるからね。現実にこういうことで悩んでる方も諦めないでほしいねぇ。
ギャンブル
よく聞かれるんだけど、俺は全くやらない。学生時代やってみたことはあるが、俺は向いていないと言った方がいいだろう。赤鬼みてぇに真っ赤な顔してカッカカッカしちゃうんだよ。多分、ギャンブル慣れしてる人が俺のそういう姿を見れば、ああ、こいつはやめた方がいいなって思うだろうね。ゲームセンターのコインゲームですでに変わっちゃうもん。武道家ではやる人はあまり聞かねぇな。「へぇ意外だね。勝負事だからやるのかと思ってた」なんて言う人がいたけど、勝ち負けなんか全然気にしてない俺にはそれが武道だと考えるから、？？なんだけどね。あるとき２万円をパチンコですってきれいさっぱり辞めちゃったよ。宝くじは？今は全然と言っていいほどやらない。一度裕子と買って、１０万円当てたことはあったけど、使い方が良くなかったか、いいことなかったね。それ以来買わなくなってしまった。当たったのはそれっきりだ。
その点タクシーは金のかからないギャンブルみてぇなもんかな。タクシー業界で化け物と言われる遠距離を忘れられなくて２０年以上やってる人もいる。俺は神仏を自分なりに大事にしているから、最低限度は稼げてるような気はするが。尤も長距離をねらったりしないでコツコツやるのが一番でさ。狙ってばかりいる人よりは全然好成績だぞ。
次女臨の空手
まだ形は覚えていないが、組手は少し思いっきりやるようになってきた。本性を出すようになれば大会優勝とかもできるようになるんじゃねぇかな。まだ４歳にもなってなくて、おむつもとれない状態だが、本人なりに真剣にやっていると思う。なかなかこの歳では集中力も続かないものだが、稽古中は裕子に甘えるもなく、むしろ静かにしているんだよ。普段は超うるせぇガキだがな。自分なりに空気は読んでいると思う。生まれたころから道場の空気感を知っている子だからな。師範の娘はこういう点はお得だ。普通の家では道場の空気感は教えることはできない。これは経験してもらわないと分からない。所詮子供の空手教室だろう？なんて思っているとまずいね。うちは一般部はこの空気感はない。高校生相手に教えているときはこんな緊張感は生まれる。学生の方が知っているものだ。そんな中に３歳の子を放り込むっていうんだから、父兄も子の空気感を感じなければ子供がついていけない。うちの長女は５歳だからな。普通に道場稽古はこなしちゃう。
４月８日、２２日の健康講座。今のところ変更はない。中央公民館で１４時から行う予定だ。骨格がゆがむ原因、改善方法などなど知りたいことがあればぜひぜひお問合せしてください。
ＮＰＯ法人純和会 ０２４（９４４）３２１１ 熊田まで！！
純和会の新年会
少年部の父兄たちが集まった。焼肉とビールで盛り上がった。なかなか見ている父兄の本音も分からないのも確か。そんな意見交換もあって、俺は勉強になった。収穫だ。もちろん見ているだけの人間にはやっている人間並みに理解しろと言っても無理があるのも確かだが、極力わかりやすくしたいと思う。少年部も同席し、裕子は少年部のためにケーキを作った。食べて、走り回って大騒ぎだ。話が盛りあがっちゃったおかげで、夜も遅くなってしまったが、次回もこういう親睦会があってもいいなぁと思う。また開いてみようと思う。
え？俺が？…
うちの娘二人を預けている郡山市の御代田保育所。裕子がそこの父兄役員をやっていて、先日役員会議があって、俺が会長をやることになってしまった。俺なにもできねぇよ。と言いたいところだけど、御代田保育所ですべてやってくれるからとのこと。俺自身決して目立ちたいとかそういう感覚はないんだけど、裕子から言わせれば目立ちたがり屋だと言う。目立っちゃってるんだろうね。実際。俺は何も気にしないどころか気にしなさすぎなところはあるからな。去年、御代田保育所のお遊戯会でサンタクロース役を頼まれて実際にやってみたけど、他の父兄からも目立つ存在にみられるのは間違いないね。満了式だとか入所式では会長はスーツ姿で役員席に座らなきゃいけないからなぁ。それが俺にとっては大変な作業だ。俺、スーツ姿でいるのが苦手なんだよ。一般の父ちゃんに話したら贅沢な話かもしれねぇけどな。タクシー乗務やるときはしょうがないとあきらめてやってるが…。次女の臨にスーツ姿を見せると「かっこいい！」なんて言われるけど、それでも空手着のほうが楽だ。この時点で俺はサラリーマンには向いてないことになるなぁ。
自閉症のりゅうのすけ君
純和会で無償だけど道場生として預かっているりゅうのすけ君。最近ちょっと大人になってきたような感じがする。学校に行くと一般の教室と隔離しちゃうでしょ？あれが良くないと思うんだよ。で、育成クラスに入れて、基本的に稽古中はほおっておく形にしておいた。でも成長してきたのはやっぱり道場生みんなが受け入れ態勢が取れているからだと思う。だからりゅうのすけ君が心を開いてきたんだと思う。先日初めて彼の声を聴いた。２年間お試しという事での無償なのだ。治療室もやっている純和会にとっては治療が自閉症に効くかどうかが知りたかった。でも、おとなしく施術なんか受けてはくれないからな。でも、道場で体を動かしてることによって効果が出てくる可能性があると思ったからだ。まだ入門して半年くらいではあるが、あと１年半経ってみたころが楽しみだ。
話は変わるが、第１回純和会の健康講座は郡山市立中央公民館にて４月８日、２９日の１４：００から行うことが決定した。身体のことでお困りの方は是非ご来場ください。まずはお電話を ０２４（９４４）３２１１
