昨日、真剣を振っていたら…

いつものように居合の稽古をと思って刀を振っていたら、なんか妙に体に刀がついてくる。身体と刀が一体になった感じだ。いつもの何気ない生活をしている心境とまったく変わらない気分で振っていたよ。ある先生は刀を振っているときは非常心になりきるんだって。気が付いたら右手指が固まって、手から刀が離れなくなっちゃうらしい。本当かね?右手にそんなに力を込めるものでもないし、非常心では刀はちゃんと振れないし、手を切っちゃうよ。それが本当なら心身的によくない。そんな稽古はやらない方がいいと思うね。昨日の俺は目一杯空手の稽古をやった後だ。武道は日常そのものなんだと確信したね。

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患者さんの前で辛い顔はできない

治療中。これは自分が腰痛だろうが、ギックリ腰だろうが患者さんの前では痛そうな顔は出来ない。裕子が今、ギックリ腰でまだ痛みがあるが、しっかりくぎを刺しておく。患者さんがこんなところに来たらかえって具合が悪くなるなんていうイメージは与えられない。俺も経験あるぜ。ギックリ腰の真っただ中に腰椎ヘルニアの患者さんを治療したことが。何ともない顔をするのが精いっぱいでね。冷や汗ダクダクだった。あのときはまだ暇の時期だったからよかったのかもしれない。いつか自分もギックリ腰になることは想像できていた。レントゲン写真を見て思った。過去に出場したボディビル選手権大会のしわ寄せとして無理がたたった。それ以降はとにかく腰痛にならないよう空手の稽古に工夫を凝らした。プロなら自分が具合が悪いとは言い訳できない。ならば、自分の体調を調整しておくのも仕事の一つだ。

最近の若い人

これは子供も含めてだけど、一部には自分に対して注意する人間は敵とか最低とか思う人がいるんだよね。特に看板背負ってる人間は下だという意識がある。看板背負ってるから消費者には下手なこと出来ないんだという考えからか。うちの初心者クラスの子にもいる。これは母ちゃんがしっかりしてるから大丈夫だが。このまま大人になったらどうなっちゃうのかと思うよ。でも大人になった人間にもいるからねぇ。先日のタクシー乗務中に注意した時に逆切れした女の子もしかりだ。でも、こういう子仕事どうしてるのかねぇ。注意されるたびに辞めていくのかな?んでもって自分と合う人間としかつるめない。いや、そんな相手も友達じゃないわな。俺は逆にそのまま大人になっちゃったらどこでも務まらないんだからさ。それだけ自分には自信あるんだろ?言いたいこともあるんだろうね。自分で起業してみりゃいいんだよ。いやでもそんな甘ったれたこと言ってられなくなるもんよ。若い人全員ではないのが救いだが、親が怒れないからだろうな。空手道場としてはそんな世の中に歯止めを掛けれるくらいはしたいね。日本は間違いなく破滅の方向に向かってるもん。

昨日の出来事

昨日、アルバイトでタクシー乗務してた時、あるお客さんが「俺は携帯も財布も持たないようにしてる」というんだよ。理由を聞いたら、「世の中に便利さばかりを追求した結果が犯罪を引き起こす原因になってると思うんだよ。」ってね。便利だろうと作り出して、今ではそれが当たり前のようになっちゃってるけど、同時に人の心が荒れてきてるんだよね。財布を持たないというけど、ちゃんと料金は払って行ったし、チップと缶コーヒーまでご馳走してくれたよ。このお客さんの話には感動だったし、あえて便利なものを持たない主義がいいね。

もう一つはタクシー専用駐車スペースに一般車が入り込んできてね。注意したらその車から出てきた女の子が逆切れ。何か言ってたけど、無視してタクシー内に入ったんだけど、携帯で電話してるんだよね。その女の子。そう、タクシーの会社に電話してクレーム。会社の話では俺がいきなり怒鳴り込んできたというんだよ。会社側は「何もない所にいきなり怒鳴るわけないし、ましてあの熊田がやるわけないとは思ってたみたいでね。何とも呆れちゃう人でした。

治療と空手 空手と居合

俺にとってはこの3つは絶対はずせないものだ。先日の交流フェスタで「空手と居合両方やってるんですか?」つまりは一筋じゃないところが格好悪いと見たか、いずれにせよいいイメージじゃなかったみたい。確かに一筋と聞くとかっこいいけどね。俺は堂々と「はい、居合を合わせてやったおかげで組手が楽になってきました」といったよ。空手だけでは極意はつかめないとは聞いたことがあるが、全くその通り。治療も以前みたいに広告でバンバンやってるわけじゃないが、続けてる。これも空手とあわせてやっていたおかげで自分で治す自力整体法を考え付いた。俺の治療の先生は「カイロプラクティックの極意は先生が施術しないことだ」と言っていた。俺の先生は下半身を温める方法で痛みを改善できるのが分かったらしい。空手も居合のおかげで力を抜いて動く方法が分かった。それを自力整体法に生かしている。空手とカイロプラクティック二つをやってるからだけど、その二つをやってる別の先生はそれは感じられないな。この先生は組織欲名誉欲の方が大事らしいからな(笑)。この先生には「俺は独自の路線でやっていくよ」と言ったんだよ。そうしたら「俺も熊田先生と同じく独自路線でやろうと思ってるんです。」そこまではよかったんだが、「独自路線の先生を集めて連盟を作りませんか?」なんて言うんだよ。連盟作ったらそれこそ独自路線じゃねぇだろ(笑)俺は少年部のためにどこかの連盟に入った方がいいかなって思うこともあるが、また揉めることを考えると足が重いね。あ、話がそれたか。

裕子がギックリ腰

裕子が昨日ギックリ腰になった。朝からエクササイズしまくりだ。ギックリ腰というとジッとしてた方がいいと勘違いする人がいるけど、そうすると治りが遅くなるんだよ。かばっていたら余計動けなくなる。今日はまだ痛いけど昨日よりはいいらしい。まだ体の芯まで動ききれてない感じだが、早く仕事に復帰したいからとにかく頑張るのみだ。昔空手をやっていた知り合いの人に言うと、「へぇ、空手で治せるのか」それもそのはず。今の空手は若者向きである程度年齢が行けば稽古できなくなる代物だ。でも、身体の力を抜き、動きに拍車をかける要素は本当はあるのよ。それがなくては生涯武道じゃなくなるもんな。それがあるから俺もまだ組手ができるんだよ。俺も以前ギックリ腰になったことがある。それから練習に工夫をして今では腰痛知らずだ。

以前の少年部道場生が稽古中遊びに来る

現在中学生の圭太郎君。中学に入って、部活が忙しいため、空手はやめたんだけどね。うちの諒馬くんと同じ2年生。当時は丸々太っててね。見ていてだらしないイメージがあった。でも、稽古は最後までやりきる根性があってね。今では体はすっかり引き締まって真っ黒。野球部だからな。中学ではいじめられてる子に空手の形を教えてると聞いた。それだけたくましくなったのだ。先週土曜日急にあらわれてね。裕子はびっくりだよ。裕子が「諒馬と組手やってみたら」といったら二人はノリノリ。ものすごい打ち合いだった。体力的にはさすがは圭太郎君が勝っている。経験で諒馬君てところかな。

なによりも遊びに来てくれたことがうれしいね。道場が苦しくも楽しくもあって、懐かしんでくれたのは何よりだよ。