郡山コスモス会空手クラブ
月に1回精神障害者に空手の指導をしている。今日も初めて参加する人がいた。感想を聞くと、やっぱり楽しいって。最近参加者が多いからね。最初なんか2~3名くらいでやってたんだもん。今は施設内だけど、口コミで増えた感じだ。毎回休まずに参加する人もいるしね。それにみんな純粋な人ばかりだ。社会に出てないから世間知らずといえばそれまでだが、ああいう心を社会に出ている人も忘れちゃいけないと思うね。子供がそのまま大人になったなんてこと言う人がいるけどいいじゃん、それ。だって子供の方が案外大人だったりするしさ。大人だからなんて言うけど、身勝手な奴が多いじゃん。大人が子供の目線まで下がることが出来ないからだとも取れるね。道場稽古もそうだけど、少年部は注意されりゃちゃんとやるよ。大人は注意してもちんたら稽古は変わらないもん。ちんたらじゃなくても大人の方が続かないしね。常に自分を見つめなおす作業を忘れちゃいけない。それを忘れるから大人は他人を気にしてばかりいて、我を忘れちゃう。
首の調子がいい
以前、若い人のスパーリングに付き合ってね。よせばいいのに、まともに付き合った。秒殺されちゃったけどさ。それ以来首を痛めてね。たいていうちの練習をやってればよくなっちゃうんだけど、そうもいかなかった。次女の臨のレスリングに付き合って、ブリッジとかで首をよく鍛える。楽ではないんだけどね。これがよかったかも。緩めるんじゃなくて鍛える。これも捨てたもんじゃないんだなぁ。マット運動なんてすごいことを当たり前にやっちゃうんだもん。俺はついていけないけどさ。うちのゆるゆる骨コツ体操も年配の方には足腰を鍛えるための練習も少しはやってるが、違う方法でもう少し負荷をかけてもいいのかなって思ったよ。ただ歪みを取っていくだけじゃなく、慣れてきた人に対しては衰えは足からくるんだし、四股を踏むとかもいいよなぁ。インナーマッスルが鍛えられ、足腰も強くなる。もちろん無理のないやり方を考えて進めていくけどさ。
プロレス、武道、格闘技
よく空手家や柔道家がプロレスごときリングに上がってはいけないとかいう人がいるけど、プロレスって、ただインチキをやってるんじゃなくて、真剣勝負はできるけど、あえて人を生かす道だからね。逆に総合格闘技(バーリトゥード)のように要は人をやっつけちゃえばいい道のようなところに武道家が上がっちゃまずいんじゃないのかなって思うけどね。武道は人をやっつけりゃいいのか?違うだろ。総合格闘技は見ていて芸術性が感じられない。その点他の格闘技とも違うように思える。金儲けはしないということでプロのリングへは上がらないならわかる。うちでも総合格闘技はやってるけど、総合に対応できるくらいの強さを身に着けてほしい意味でやってるだけでね。試合自体は考えちゃうよ。
もともとプロレスファンだからね。俺。今のようなプロレスはあまり見たくはない。もともとプロとしてのレスリングをマスターした人間、というより殺し合いの試合もある世界だという。格闘技のリングじゃ力を出し切れない人もいるけど、ただ、やっつけりゃいいだけならプロレスラーが一番強いと思ってるよ。興業に響くからおのずと約束事ができたんだしね。最近のプロレスには見た目のショーばかりで本当の強さを感じないんだよね。武道も同じ。本当の強さを磨きながらも、それを出さずに人を生かす。それをプロレス界に望むよ。サムライはむやみに人を斬らなかったんだ。
空手は喧嘩に使えるか?
俺の経験だけど、ケンカはしたよ。若いころはずいぶんとね。高校時代は少なかったけど、大学時代は1対3とか、はたまた1対7も経験した。複数相手を見ても、負ける気は全然なかったね。確かに負けたことはなかった。けどね、空手の技がつかえるかって言ったら、その当時は使えなかったね。若い荒々しい未熟な技でしょう。そんな冷静さはなかったよ。今なら使えると思う。それにしても20~30年稽古を積んで可能なことだ。じゃぁ今、使う必要があるかって言ったら、ないでしょ。いまなら覚悟っていうのが備わってるから、相手にも伝わって、相手がかかってくることなんてない。一睨みきかせりゃぁ充分だもん。護身術として空手をやるのはいいが、一番はそういう危ない所へはいかないことだ。年配の人間は俺にケンカを吹っかけてくるかも。でも、あっちが声を荒げても、全然動じることはないからね。むしろ、相手がかわいそうになってくる。気持に余裕がないから売ってくるんでしょう。結論を出せば、空手がケンカに使えるようになる頃には喧嘩にはならなくなってるということだ。
ケンカはいいことではないが、どうしても避けられないときには必要なのは皆いっしょ。最近の若者は爽やかで気持ちがいい子は多いが、こういう気迫が今一つ足りないような気がするね。純和会熊田道場の小学生の女の子の組手を見てると、元気があって面白いよ。写真は俺の次女。
すべてコツコツと・・・
健康ブームなんて言葉があるけど、流行だけで動いて、3日坊主じゃぁやっぱりだめ。続けるためには飽きないための工夫をするといいね。空手の稽古だって昔は形稽古の繰り返しを師匠命令でただこなすだけ。今ではその点工夫して飽きないようにやることができる時代だ。形をやるとき、トランプをめくって出た数だけこなすとか。それにしてもコツコツ続ける人はやっぱり効果が早く出る。空手の上達にせよ、症状の改善せよ、治療技術も同様だ。生活のなかに組み込んじゃうのもいい。道場通うのが億劫になるらしいけど、職場を道場の近くにしちゃうとかな。まぁ、それはなかなか難しいが…。朝起きて、歯を磨いて、顔を洗ってのように練習も生活の一部にするといい。少年部稽古も同様に、飽きさせないための工夫は常に考えるよ。それでいて上達につながる方法を考えなきゃいけない。俺はその点、自分でコツコツやっちゃうね。うちの道場ではやっぱり高山君がいちばんまじめに稽古するね。家でもやってるらしいから。
腰痛の施術方法
純和会くまだ治療室は一般的なやり方とは違う。素人考えで、腰をもめば治ると考えちゃう人が多いけど、腰痛になった原因を考え、違うところからほぐしていく。筋肉疲労起こして、神経過敏になっているとこを揉んだらかえってよくないからだ。リラクゼーションマッサージのようにそういう知識が無知な人が腰が痛いならと腰をぐいぐい揉んじゃうところが出てきているからね。素人受けするから流行るよ。いわゆるかゆいところに手が届くかどうかでは治療にはならない。こちらにとっては大迷惑な話だ。こっちのやってることは素人には分かりにくいかもしれない。説明が必要となろう。
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純和会熊田まで!!